過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
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定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

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売りたくないもの

よくお客様から、「中には売りたくないものもあるでしょう?」と聞かれます。
ないです。どうしてもこれは売りたくない!というものは。

でも、ビスクドールは例外でしょうか。
やはりお顔を見て気に入った子を買うので愛着がわいてしまいます。
子供のような姿形というのも大きいですね。
あと、ついつい後先考えず高買いしてしまうというのも。。。(笑)

そんなわけで個人的に少し収集をしていると言えるものがビスクドールをはじめとした人形、ぬいぐるみの類です。

中で珍しいのはこちらのスリーピング機能のついたジュモーです。

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スリーピングアイというと、よく目にするのは目におもりがついていて、人形を寝かせると目が閉じる仕組みになっています。
でも、こちらのジュモーは、首の後ろで目の向きを操作することができるので、座ったまま、目をつむったり、半眼にしたりすることが出来るもので、この30年の間に見かけたのはこの子が最初で最後です。

d0253172_11511518.jpg目を完全に閉じたところ。



































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ジュモーの特徴は大きく張り出したこぼれそうな目ですが、このジュモーは伏し目がちの表情も楽しめます。

d0253172_11553239.jpg

























d0253172_11562577.jpg角度によって大人しい表情や妖艶な表情、いろいろな表情に見えます。








ところで、人形やぬいぐるみに商品としての思い入れ以上のものを持っている業者さんは少なくありません。
昔、イギリスのマーケットでぬいぐるみを買った時、売り手に泣かれてしまったこともありました。(そのぬいぐるみもまだ手元にあります。)
今ではロンドンのマーケットも寂しくなってしまいましたが、20年ほど前はパム・ヘブさんやパット・ウォーカーさんなど、個性的な業者さんがたくさんいらして、マーケットを巡るのも楽しかったです。

今ではお二人ともこの世の方ではありません。

お二人から譲っていただいたものもたくさんあります。
いずれは私も、次の愛好家の方に、集めたものをちゃんとお渡ししてバトンをつないでいかないといけないなと最近よく考えます。

d0253172_1233284.jpg在りし日のパム・ヘブさん。


















d0253172_1244987.jpgパット・ウォーカーさん。。。。ってどこ?(笑)シャイな方なので写真を撮ろうとしたら店の中に引っ込んで、そこから笑っています。
(見つかりますか?)大好きな人形に囲まれた小さな田舎のご自宅も素敵でした。
写真を撮っておけばよかったなあ。

# by croa-antique | 2011-10-17 11:33 | 子供文化 | Comments(4)

ちょっとズル?

ダンヒル並木といえば、知る人ぞ知る存在といった感じでしょうか。
1920年代~30年代にかけて今のパイロット万年筆の前身である並木工房で漆細工を施された万年筆やライター、シガレットケースなどが作られて、ロンドンのダンヒルで売られ大変な人気を集めました。
今でもアンティークとしてのそれらは大変な高額で取引されており、特に万年筆は一本1千万円の値段がついたものもあります。

漆細工にもいろいな手法がありますが、螺鈿を象嵌(ゾウガン)したものも代表例です。

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この銀製シガレットケースには並木のサインは入っていませんが、日本製、ダンヒルで売られたものです。

こういうふうに小さなパーツを隙間なく並べて模様を作る手法はヨーロッパにもまたアラブ諸国にも古くからあって、モザイクと呼ばれています。
ヨーロッパの道路の石畳などもそうですね。

小さなパーツを切りだして、隙間がないように配置してきれいに敷き詰めていくのは大変な労力です。

でも、これがあっという間に、何の技術もいらず、幼稚園の子供でも出来るとしたら?


そんな魔法のような手法があるのです。

こちらは、その魔法の手法で作られた製品です。

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銀製で、ふたを開けると中に時計が仕込まれています。


このモザイクに見える部分、実はうずら卵の殻をぐしゃっとつぶして貼り付けているのです。
その名も「エッグシェル」(そのまんま)

アールデコ時代にこの手法は非常に重宝されて、いろんな物にデザインされました。
発想力ですね。

# by croa-antique | 2011-09-07 12:02 | アールデコ | Comments(0)

職人の誇り

19世紀のイギリスは様々な手法のアクセサリーがたくさん作られました。
アンティークの中でもひときわ華やかで魅力的な分野です。

当時、いろいろなアクセサリーの中で人気ナンバーワンだったのはカメオです。

カメオというのは「浮き彫り」という意味です。
素材は、メノウやアメジスト、火山岩、象牙やサンゴなどもありますが、一番たくさん使われたのは貝です。
貝殻の茶色と白の二層になっている部分を上手に利用してデザインされました。

デザインのテーマになったのは主にギリシア神話の神様たちの姿です。



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この二つのカメオのブローチはどちらもバッカンディアという女の神様の姿を彫ったものです。
ワインの神様であるバッカスの取り巻きの女神さまなので、髪には葡萄を飾っています。

同じバッカンディアを扱っていながら、この二つは全く雰囲気が異なっています。


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こちらは、地に白い部分を使った大変珍しいものです。
彫った職人さんが一番こだわったのはおそらく葡萄の葉っぱなのではないでしょうか。
貝の茶色のグラディエーションを見事に生かしてリアルに表現しています。
また、ちょうど貝の色が白から茶色に変わるところを生かして表現した頬の赤みはお見事!です。

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こちらは地が茶色のオーソドックスなタイプ。貝の透明な美しい白い部分を生かして、女神様の肌のなめらかさを表現しています。写真には上手く写らなかったのですが、髪の毛の一筋一筋、肩に背負ったライオンの毛皮の一本一本の毛の表現なども見事です。

今では海が汚れてしまったために、このような美しい透明感のある白い貝は育たなくなってしまったそうです。
貝の美しい白は、海が美しかった頃の証明でもあるのです。


これらを彫った職人さんたちは画家や彫刻家と違って、自分の作品にサインをいれていません。だから何と言う名前の人が作ったのかは全くわかりません。
でも、彫った人が作品に込めた情熱、技術、誇り、そして彫っている時の喜びなどはしっかりと伝わってきます。

アンティークの物がアンティークとして長い時間を経て残り、魅力も衰えるどころか、ますます増していくのも、作った名もない職人さんたちの、作品に込めた愛情と熱意、そして卓越した技術があればこそと思います。

# by croa-antique | 2011-09-03 01:07 | ヴィクトリアン | Comments(0)

虫づくし

季節が秋めいてきました。
西洋にも、古くから昆虫や植物文様はたくさんありますが、わりと博物学的な捉え方のものが多く、野の草花や昆虫に、そこはかとないはかなさや無常感を感じるというのは日本独特の感覚かもしれません。
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日本製、革に型押しの名刺入れ1900年頃


























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日本製、銀に七宝のシガレットケース1900年頃






















たくさんの虫の姿がデザインされていますが、これらの虫の姿の中に西洋の人々の中でも感覚の鋭い人たちは直感的に日本人の無常観を感じとったようです。

1900年から1910年にかけてアール・ヌーボーと言われる独特のデザインが流行しましたが、虫や植物の文様に日本の影響が見られます。

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べっ甲やホーン(角)でできたアクセサリー

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日本でも特に人気のあるガラス作家ドームによる花器
蜘蛛の巣が貼っているのが見えます。

アール・ヌーボーの作品は日本でも大変人気がありますが、その中に日本の精神が息づいているせいかもしれません。

# by croa-antique | 2011-08-26 23:45 | 動物文様 | Comments(0)

ジャポニズム

長い間、ヨーロッパにとって多くの謎に包まれていた日本の文化が初めて正式に紹介されたのは1867年のパリ万博でのことでした。

薩摩焼、九谷焼などの陶器類、七宝、漆器、鎧かぶとや刀剣などの金工類、などなどの緻密な細工と独特のデザインはヨーロッパの人々を驚かせ、多くの影響を与えました。

一番わかりやすい影響は、日本の物をそのまんま真似して作った物の数々です。

いくつかご紹介します。

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一つは日本の製品、もう一つはヨーロッパで作られたものです。どちらかお分かりでしょうか。

左が日本製、べっ甲に象嵌した煙草ケースです。
右はヨーロッパ製、銀に七宝(エナメル)を施した女性のバニティーケース(化粧道具入れ)です。
時代は1920年頃、アールデコの時代です。


お次は・・・

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左は日本製、薩摩焼で作られたブレスレット。
右はヨーロッパ製、銀にエナメルのスプーン。

最後はこちら、スプーン対決。
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これは難しいですね。

上が日本製で銀に七宝。
下はイギリス製です。
有名な銀製品メーカーのサムソンモーダンという会社が作ってリバティ百貨店で売られたものです。
1897年のホールマークがついています。

日本製もヨーロッパ製もどちらの製品も、ヨーロッパと日本の文化がまじり合って、とても面白い雰囲気を醸し出しています。

# by croa-antique | 2011-08-18 11:50 | 民族文化 | Comments(0)