過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique <実店舗>
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ロンドンオリンピックの花束
オリンピックもたけなわですね。
開会式もイギリスらしい趣向が満載で見ていて楽しかったですが、最後のポール・マッカートニーの「ヘイジュード」にはちょっと笑ってしまいました。 落ち込んでいないで現実を見ろよ そしたら明日は少しはましになるから・・・ って、落ち込んでいる人を慰める歌は、なんだかオリンピックのオープニングにはふさわしくないような・・・ でも、メダルを取れない人のほうが多いんだからふさわしいような??? その瞬間、おそらく地球上でもっともたくさんの人に注目されているあの場所でポールはジョンへの追悼をやってのけたんじゃないのかな、と個人的には感じてしまいました。 さてさて、もうひとつ、とってもイギリスらしいなあ!!と見ているのがメダリストに渡されるブーケです。 内村選手がお母さんに向けて投げた場面は印象的でした。 色とりどりのバラの花を使って可愛らしくこじんまりとまとめたまん丸の花束。 すさまじい試合の勝者に渡されるもの、というよりもなんだか親戚の可愛い女の子にあげるために作ったような雰囲気ですが、これは「ポージーPOSY」と呼ばれるイギリス独特の伝統的な花束の様式です。 発祥は中世。 ちょっと陰惨な背景から生まれました。 当時のイギリスは下水やトイレの施設が全くなく、町は悪臭に満ちていて、疫病もたやすく発生しました。 それで貴族たちは悪臭とバイ菌から身を守るために、町に行く時にはバラやハーブでよい香りのする花束を作って、それに鼻をうずめたのです。 その形がなぜまん丸なのか?完全な球体というものに何か人知を超えた力を感じていたのかもしれません。 我が国の薬玉と非常に似ているところも気になります。 時がたち、ビクトリアンの時代になって、実用としてのポージーの役割がなくなっても、厄除けとして縁起担ぎとしてポージーの習慣は続き、今も続いています。 それがあのオリンピックの花束になっているんですね。 世界一アバンギャルドな流行を受け入れる懐の広さと大昔からの慣習もけっして捨てない頑固さが共存しているところがイギリスの魅力の一つです。 これはポージーホルダーというものです。 これにまん丸な花束をさして持ち歩きました。落下防止のために指にはめるリングがついています。 ところで、まん丸に花束を作るのってなかなか難しいです。 手元にある造花で試してみたらでこぼこになってしまい挫折しました。
by croa-antique
| 2012-08-03 22:08
| 民族文化
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