過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
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ジュモー vs. スタイナー パパママ対決

19世紀のパリで、ジュモーとスタイナーは好敵手として、博覧会でメダルを競い合った関係です。

両者のボディには誇り高く medaille d'or (金賞)の文字が印刷されています。

ジュモーとスタイナーの人形制作においての方向性というのは全然違っていて面白いのですが、1880年代後半に導入された「パパ、ママ」としゃべる仕掛けにもその一端が表れています。

「パパ、ママ」と話す仕掛けは今はほとんどが壊れてしまっていて、機能が残っている物はなかなかないのですが、たまたま手元にジュモーとスタイナーそれぞれしっかり機能する物が揃いましたので、録音してみました。

こちらです。
スピーカーの形の違いを撮ろうとして背中を向けたので、映像として面白くもなんともないものになってしまいました。><

それぞれ一つずつしか音を聞いていないので、全てをこれで判断することはできませんが、パパもママもほぼ同じ音で、音自体もちょっと機械的なジュモーに対して、パパとママの差が明らかで、発音も人間の声に近づけようとする努力がよくわかるスタイナーという感じです。

スタイナーに関してはこちらにも、パパ、ママの声を保存してありますが、本当に遊び心と実験精神に富んだ面白いメーカーだなと思います。

今回、ご協力いただいたお二方です。^^


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それぞれ medaille d'or のボディを背負って19世紀末に生み出された2体。
125年の時を隔ててなにやら楽しそうに談笑中。^-^
偶然にどちらの子も白い革靴にピンクの靴下なのも何かの縁でしょうか。

パパママのひもについたガラスのビーズは4個中1個だけがオリジナルです。しずく型のものがそれです。

by croa-antique | 2013-08-30 14:30 | 子供文化 | Comments(0)

秋を呼ぶ

今年の夏は本当にきつかったです。身体の調子がいまひとつ、という方も多いのではないでしょうか。

ここに来て、まだ蒸し暑さは続いていますが、最期の力を振り絞って鳴く蝉の声に混じって、夕方には秋の虫の声も聞こえてきてやっと秋の訪れを感じます。


 チャイコフスキー 四季 より 「6月」  (you tubeに飛びます。
BGMにどうぞ^^)

心がしめつけられるような美しい秋の曲です。
「6月」という題なのに秋?と不思議に思われるかもしれません。

私自身6月という月のイメージとこの曲のイメージがどうしても結びつかないでずっと不思議に思っていましたが、この題名は旧暦で表されているので実際にはロシアの「7月」をうたった曲です。

そして知り合いのポーランド人が、「ロシアの秋は7月から始まります。」
というのを聞いて、曲想と題名がすとんと一致しました。^^

秋のイメージと言えば。。。

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枯れ葉

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木の実

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虫の合奏。
このカードの真ん中にはスカートと手しか見えていませんが、妖精の王女様が隠れています。
とても繊細です。

こちらも繊細な虫のカード

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夏の虫たちがあるものは夜空の遠くを、あるモノたちは遠い道の彼方を目指してよろよろと飛び、また歩いています。


最後に、四季の連作になっている額絵をご紹介します。
おそらく子供部屋の壁にかけるために作られたものでしょう。



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花に囲まれて




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生まれたばかりの小鳥の赤ちゃんとともに水辺で遊ぶ。


秋・・・・・は最後にとっておいて、冬

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動物たちと冬ごもり


そして秋はどんなイメージだと思われますか?



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果物はたわわに実っているというのになぜか泣いています。
そばには白鳥がなぐさめるかのように寄り添っています。


秋はやはり四季の中で一番もの悲しさを感じさせる時期なんですね。
でも、大好きです。^^

by croa-antique | 2013-08-25 14:11 | 骨董全般 | Comments(0)

やさしさに包まれて

ドイツのドールメーカー ケストナーの初期のオリジナルの人形の衣装はとても手が込んでいて愛情すら感じさせます。
同じドイツのメーカーでも、たとえばアーモンドマルセルの人気のあるグーグリードールの服などは、背中の打ち合わせにスナップすらついておらず、虫ピンで胴体にぐっさり突き刺されていたりしますから、ドイツ特有の丁寧さというわけではないようです。
フレンチの有名なメーカーのものたちはもちろん手は込んでいるのですが、なにかプロフェッショナルすぎたり、豪華すぎたりで、なんとなくですが、家庭的な温かさというのは感じにくいです。

こちらは小さなケストナーの幼児。
夏の装いをさせてもらっています。
上から下までオールオリジナルの状態で今日まできました。
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帽子だけは新しいモノです。

夏らしいさっぱりとした透け感のあるコットンローンのワンピースですが、下着はこのようになっています。

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まずはおむつです。
^^ヨーロッパやアメリカの赤ちゃんは、比較的長い間おむつをしていて、積極的に急いでおむつをはずそうとしない母親が多いようですが、この子は2、3歳くらいの設定でしょうか。

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薄手のニットの下着。肩でリボン結びになっています。同じような形で肩でボタンで留めるタイプもよくありますが、腕を通させる必要がないので着せやすい形です。

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ネルのペチコートと一体型になったワンピースの下着。夏という設定のために、通常よりもごく薄いネルが使われています。
裾の始末は普通は裏側に折り曲げますが、表に折り曲げられています。
直接肌に触れるところなので、縫い目等があたって、痛くないようにという気遣いです。
他の縫いしろも、布の切れはしが見えないように箱縫いで始末されています。
当時のベビー服と同じ始末の仕方です。

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張りのあるコットンのペチコート。おなかの真ん中にボタンがついて、下着に留めることができるのもよく見かける仕掛けです。
こうすると、着ている時にずれてくるのを防げるというのもありますが、何よりも、一度に下着とペチコートを着せることができるために着脱がとても楽です。

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19世紀末最新流行のふくらんだ袖のドレス。

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小さな小さなオイルクロスの靴。はとめもちゃんとついています。



そして、この子のお支度で何より素晴らしいのは靴下です。
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夏らしいレース編みの本体を丁寧にシルクのリボンで縁取り、履いているうちに脱げないように甲をリボンで留めるようになっています。

普通の靴下の上からリボンを付けている子はよく見かけますが、このようにオリジナルでリボンが留めつけられている靴下を初めて見ました。

以前、こちらの記事でケストナーの神技のボンネットをご紹介しましたが、それに匹敵する繊細さです。

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こんなさりげない外見の奥にこんなにも手をかけているのです。
仕事として機械的にやっている以上の優しさをとても感じます。



ところで、この子がもう少し育ったら、どんなお顔の少女になるでしょうか。。。


きっとこんな顔の少女になるような気がします。^-^


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ケストナーの192モールド
この子も貴重なオールオリジナル状態です。


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by croa-antique | 2013-08-21 11:52 | 布製品 | Comments(0)

せめて送ってください

この時期にはテレビでいろいろな戦争の特集をしています。
昨日の夕方たまたまつけたテレビに映っていたのは「松井さん」という早稲田の名野球選手だった方が、戦地からおうちに送った手紙でした。

その中で「せめて送ってください。」という言葉があって、そのあとに何が続くのだろう、食べ物か、家族の写真か、と思っていたら、「せめて送ってください。文芸春秋か、中央公論か、、」と今でもある文芸雑誌の名前がいくつか続いたのに胸を突かれました。

私も20代半ばまでは理解できる本、半分も理解できない本、全く理解できない本、たくさん本を読んでいたのに、最近はさっぱりで、読むとしても読んで楽しい小説か、実用書ばっかり。。。ということに気づいて愕然としました。

そして昔の大学生の字のなんて美しいこと。


戦争とは関係なく、今の自分を反省させられる手紙でした。

暑いさなかに死んでいった数多くの人、そして寒い中で亡くなった数多くの方々のご冥福をお祈りします。

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昔の人の方が総じて字が美しいのは洋の東西を問わないようです。
19世紀、イギリスのごく普通の女性の書いた文字とスケッチ。

この目にうつる全ての世界のなんと美しいこと!
あるがままの姿でなんと栄光に満ちていることだろう!
書かれているのは、バイロン「マンフレッド」の一節です。

by croa-antique | 2013-08-18 16:30 | 骨董全般 | Comments(0)

嬉しい言葉

店にいて、お客様からいただく言葉の中で一番嬉しいのは、「ここにいると時間を忘れるわ~」です。

大体骨董品なんて、この世の中の実益に全く役に立たないものをたくさん並べて、売れても売れなくてもどっちでもいいよ、というような顔をして(実際には売れなさすぎると内心焦りまくる><)毎日ぼんやり座っている骨董屋が、唯一人の役に立っているとしたら、「時間を忘れる。」ということ以外にはないような気がしています。

今夜の晩ご飯の献立も、老後の生活の心配も、仕事のことも、家族のことも、頭を占めるいろんな心配事のことは、とりあえず先送りにしておいて、今現在も刻々と容赦なく過ぎていく時間に少しばかりの抵抗をこころみてみる、アンティークはそのための格好の道具であるように思います。

100年の時間のせいで、少しばかり色あせて、少しばかり朽ちている中にも変わらない美しさを見ることで、毎日の生活の何かが変われば、とても素敵なことだと思っています。


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HAPPY ♪

by croa-antique | 2013-08-10 12:11 | 店情報 | Comments(0)

薔薇は薔薇と呼ばれなくとも

テートジュモーの中でもヘッドマークを故意に消されたリクレイムと呼ばれる人形の一部にはとてもよく似た特徴があります。

厚みの薄いビスク。
薄く淡い絵付け。
特に青い目の子の肌の色は、ピンク系ですが白の中に深い蒼を感じさせるような独特の色合いです。
そして口角は上がっているのになぜか悲しげな笑わない目。

幸せ満開でない憂いを帯びたような表情がドラマのヒロインを思わせます。

少し前に仕入れたリクレイムは「レ・ミゼラブル」のコゼットそっくりと思いました。

その時の記事はこちら「蒼い目」をご覧くださいませ。)


こちらは今回、マルセイユからやってきたリクレイムで、蒼い目のコゼットちゃんに口元などがよく似ています。

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ボディに、ジュモーのシールと一緒にマルセイユのデパートのシールが貼ってあります。
リクレイムは、デパートに卸すためにジュモーの銘を消したという説がありますが、その証拠(?)であるとともに、このドールが長く同じ場所にとどまっていたことの証拠でもあります。

このリクレイムは前の持ち主さんから「オフィーリア」と呼ばれていました。

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世界で一番有名な悲劇のヒロイン、デンマークの王子、ハムレットから冷たくされて気が狂い、入水して果てた女性です。

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これはあまりにも有名なミレイ画のオフィーリア。ロマンチックの極致♪


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こちらのオフィーリアちゃんも、立ち姿も座っている姿もどことなく女優風^^

やはり長い間「オフィーリア」と呼ばれていたことで、そのような性格になってしまうのでしょうか。


こんな無邪気な子供っぽい表情もふと見せます。


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もしも違う名前で呼ばれ続けたら顔立ちも変わってくるのかもしれません。

by croa-antique | 2013-08-06 21:53 | ヴィクトリアン | Comments(0)

ただ今裾上げ中

黒のシルクに黒いレース、黒のビーズ、黒のリボンと黒づくめのシックなヴィクトリアンの女性用のケープです。


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ここまで黒づくめだと、喪用を思い浮かべますが、これは既婚の婦人のお出かけ用でした。

喪用でない証拠に、裏地はこのとおり・・・・


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鮮やかなロイヤルブルー。
動くにつれて時折ちらりとのぞいて、とても効果的だったことでしょう。

既婚の婦人用と断定したのは、当時は未婚の女性が喪用以外で黒を身につけることはタブーだったからです。
レースの扇も、未婚女性は白いレース、既婚女性は黒いレースと決まっていました。

若草物語とか、赤毛のアンシリーズのような当時の少女小説を読むと、いつまでも結婚しない女性は「オールドメイド(老嬢)」と呼ばれてとても肩身が狭かったようです。
結婚しないでいると、身につけるもの一つとっても(ルビーやサファイヤ、ダイヤのようなキラキラ光る色石もダメで、身につけていいのは真珠やサンゴ、トルコ石のようなものに限られました。)いつまでも若い頃のままでいなければならなかったのも、つらかった原因の一つだったように思います。


今ではそんなタブーはなくなりましたが、人形(べべタイプ)のドレスに黒は用いないし、また無理に着せてもなかなか似合わないものです。

そんなタブーをモノともせず、こちらの黒いケープを見事に着こなしているのはこの方です。


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13号の大きなエデンベベです。

エデンベベは大体は屈託のない明るい笑みを浮かべているものですが、このエデンベベの表情はなんだか陰りのようなものも感じさせる独特の雰囲気があって、その大きさとともに存在に凄みを感じさせる子で、全く黒に負けません。

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さすがに丈が長いのでただ今裾上げ中です。
出来上がりましたらネットショップの方でご紹介いたします。

by croa-antique | 2013-08-01 17:35 | 布製品 | Comments(0)