過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。

定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

http://croa.ocnk.net/


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フェードアウトしてゆく美しさ、残っていく美しさ

小さなボンネット。
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どのくらい小さいかというと、このくらいです。
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裁縫をされる方にはおわかりと思いますが、このピンタック、神技です!
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タックの山は1ミリありません。
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ギャザーの寄せ方も、どうやったらこんなに細かく寄せることができるのか。とんでもなく細い針と糸を使っているのでしょう。

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「持ち主はわたしです♪」
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ぴったりサイズに作ってもらいました♪
みんな丁寧に扱ってくれたから100年以上かぶり続けています。

元々透けるように薄い生地がここまできちんと残っているのは、このピンタックとギャザーの針目のおかげです。




こちらは見事なカットワークとホワイトワークのベビードレスです。

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ビクトリアンの女性たちは、赤ちゃんが出来たとわかってから、こういうドレスを縫い始めるのでしょうか?それとも結婚した時から?

私だったら、子供が出来たとわかって取りかかり始めて、やっと孫には間に合うか???
いや、途中で挫折してるだろうな。

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どこまで行ってもひたすら同じパターンのカットワークとピンタック(針目1ミリない手縫いです @@ )の大海原。
穴はざっくり計算してざっと2万個ありました。

針を通せば通すほど、布は丈夫になって、こうやって100年以上たってもびくともしない状態で残ります。





一方、ビクトリアンのコットン製品に圧倒的に白色が多いのは、染めた染料が日光や時間の経過、洗濯によってどんどん消えていってしまうからです。
シミがついてしまって、漂白剤によって問答無用で真っ白にされてしまうことも多いです。

だからほんの少しでも、元の色が残っている先染めのコットンの服はとても貴重です。



青いベビードレス

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元々は本物の赤ちゃん用でしたが、縫い縮められて、今はドールが着ています。

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なんだか今にも泣きだしそうな繊細な顔立ちのマルセルベビーちゃん


こちらは実際の少女が着ていたピンクのギンガムチェックのドレスです。

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7歳用くらいです。
装飾はさりげなく、とても可愛いです。

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ボタンがこれでもかとずらりと並んでいるのは、ビクトリアンのお約束♪
作る時はもちろんですが、着せる時だって手間がかかって大変だったでしょう。
このボタンの列を見ると本当に贅沢な服って、こういうことなのかもしれないなあといつも思います。


神技の針仕事は本当に見事でただただ圧倒されますが、今にも消えていってしまいそうな昔の色にはとても美しさを感じてしまいます。

by croa-antique | 2013-04-24 19:24 | 布製品 | Comments(0)

愛された記憶

ボンゾコレクションを始め、ご紹介したい物は列をなしてひしめいているのですが、なかなかたくさんアップできません。

かつて誰かに愛されて可愛がられた、その手のぬくもりがそのまま残っているモノたち。
一番伝えたいのは、そのぬくもりかもしれません。

次に愛してくださる方にそのまま大切にお手渡しできるように、ゆっくりとご紹介してまいります。

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「誰かに耳の先をかじられたの。でも、元気だよ。」

アンパンマンのようなBONZOちゃん♪

ゴムのおもちゃはたくさん遊ばれて壊れたり、時間の経過や熱によって変形したりして残りません。
これはうまく硬化してしまっているのできれいに残ったとても運のいい例です。

by croa-antique | 2013-04-22 12:53 | キャラクターもの | Comments(0)

スプリングセールのお知らせ

4月15日より4月30日までの間、ネットショップの商品を特別価格にてセールいたします。

お値引きの割合は各商品によって異なりますので、ご検討いただける商品がございましたら、各商品の「お問い合わせ」欄よりお問い合わせくださいませ。

恐れ入りますが、お電話でのお問い合わせはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 m(__)m

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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by croa-antique | 2013-04-15 11:37 | 店情報 | Comments(0)

卓上用塩入れ

イギリスの料理はおいしくない、とよく言われますが、そんなことはなくて、イギリスにもおいしいレストランはたくさんあります。
インド人が経営するインド料理屋さんとか、中国人が経営する中華料理屋さんとか、イタリア人が経営するイタリアンレストランとか。。。。

冗談はさておき、熱々のフィッシュフライとポテトに、好きなだけ塩とビネガーを振りかけて、丸ごとの玉ねぎのピクルスをお供にかぶりつくのはとてもおいしいです。

フィッシュ&チップスもそうですが、他のイギリス料理も伝統的に、「厨房でそこそこ味はつけとくけど、最後はお好みで塩をふって食べてね。」というのが基本のようです。
イギリスの料理は繊細でない、とか大雑把、という見方もありますが、味の最終的な決定は各自お好きにどうぞ♪
というイギリス的な個人主義の表れと見ることもできるかもしれません。

そんな文化から生まれた物に卓上用の塩入れがあります。

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直径が3,5センチの小さなガラスの小皿に小さな天使のついた銀のスプーン。
ビクトリアンの時代は、上に穴があいていてパッパと振るタイプの塩入れはまだなく、このような小さなお皿とスプーンが一人一人に配られました。(言うまでもありませんが、富裕階級の話です)

この美しいピンクのガラスはクランベリーガラスと呼ばれてイギリスの独特のものですが、よく見ると、ピンク一色のガラスで作られているのではなくて、透明なクリスタルガラスの本体の内側のみに、ごくうす~~く赤のガラスをかけているのです。
なんという繊細な仕事をしているのでしょう!
普通にピンクのガラスで作っても同じと思うのですが、透明感が全く違います。

ちょっと脱線ですが、同じ手法で作られたコップです。

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こちらも同じ銀にガラス製。

赤い方は不透明な白ガラスの上に赤ガラスを着せています。

見えない裏側もこのとおり!
とても美しく作られています。

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白いミルクババロアにラズベリーソースのかかったお菓子のようです。


こちらは陶器の例です。

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パンジーの花の形の陶器の小皿に葉っぱの形の台座。スプーンもパンジーです。

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4つセットで全部柄違い。ケースのビロードは色あせていますが、元はスミレ色だったようです。

本当に繊細です!!


こんな繊細な感覚が、料理の方には全く反映されていないのは不思議と言うか、当然と言うか。。。

人間の感覚とは面白いものです。

by croa-antique | 2013-04-09 12:22 | ヴィクトリアン | Comments(0)

小銭入れ

イギリスで面倒くさいことの一つにチップがあります。
慣れてないので、タクシーに乗れば乗った瞬間から「チップはいくらすればいいだろう。」と頭をよぎり、レストランに入れば、食べる前から「チップはいくら。。。」と考えてしまいます。
なんだか少額すぎるとバカにしているような気持ちになってしまったり、もう本当に面倒。

実際には、そんなに深刻に何パーセント、とか計算する必要もなくて、とりあえず、ポケットに小銭があれば、それを置いていく、という気持ちでもいいようです。

店先でよく見かける光景で、少額のおつりはそのまま道路にぽいっと捨てる人がかなりいます。
これなんか、もしかしたら路上生活者へのチップ?と思わなくもない光景です。
また、お店の人も何か買った時、少額のおつりはくれないで、かわりに小さなキャンディーを2個くれたりとか、
日本人の小銭に対する感覚とはだいぶ違います。

きっとイギリスでは100円玉をビンにいっぱいためておく、なんて人はいないんだろうな。

大体コインや紙幣のモデルチェンジが結構頻繁にあって、その都度、前のものは見事に使えなくなりますから、そんなことやってたら大変です。

前回の買いつけの時に余っていたお金を出したら「これもう使えないよ。」と言われて、「ゲッ!」となったことがよくあります。

前置きが長くなってしまいました。

そんなイギリスのチップの習慣から生まれたものに小銭入れがあります。


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19世紀、ビクトリア時代の小銭入れ、左は銀製、右はスティール製、どちらもリングを指にはめて持ち歩きました。

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ビーズ編みの面白い形のもの。左にはカットスティール、右は細かい象牙の彫りの飾りがついています。
これらは両側にコインを入れて、真ん中を指で提げて持ち歩きました。


貴婦人たちはこれらの小銭入れだけを優雅に下げていたようです。

今のようなハンドバッグが作られたのは1880年頃と言われていますが、20世紀に入るまではハンドバッグを持つ習慣はありませんでした。
なぜなら、あのふくらんだスカートにたくさんのポケットがついていたからです。
スカートがバッグ代わりでもあったのですが、ふくらんだスカートの流行が終って、スリムなラインになってから、それができなくなってしまったようです。

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どちらも銀製。見事な手彫りの装飾がされています。
チップ用ではなく、スカートに入れて使った普通のお財布です。

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中は色鮮やかなシルクタフタ。どちらも手のひらよりも小さいサイズです。
当時のコインはとても小さかったのでこれでも充分実用に事足りました。

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これはチップ用ではありません。ソブリン金貨を入れるためのものでソブリンケースと呼ばれています。なくさないようにしっかりと鎖で留めつけていたことでしょう。

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バネが入っていて、金貨を一枚一枚スライドさせて取り出すことができます。

最後に20世紀に入ってからの面白いお金の持ち方のものをご紹介 ♪

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どちらも銀製でブローチとペンダントです。
ブローチは銀貨が2枚入っていて、簡単に取り出せます。
お財布をなくした時のためのもの?と言うよりも冗談グッズだったと思います。^^
ペンダントには紙幣が1枚折りたたんで入っていて、「緊急の時にはガラスを破れ。」と銀の箱に刻まれています。
持ち主は緊急事態に陥らなかったようで、今でも紙幣は入ったままです。
まあ、これもイギリス人らしくシャレで持ち歩いたものだったのでしょう。

by croa-antique | 2013-04-06 11:21 | ヴィクトリアン | Comments(0)

家族のアルバム

写真技術が発達したビクトリア時代にはたくさんの肖像写真が撮られ、アルバムに残されています。
しかし、この時代の写真アルバムは、写真を貼るのではなく、差し込む形式のものなので、抜き差しが簡単なことが災いして、ほとんどの写真は散逸してしまっています。

骨董屋も写真の散逸に一役買っています。美しい写真は単独で値段がついて売れるし、まとめて売るよりも1枚ずつ売るほうが売りやすいというのがあるからです。

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これは奇跡的に散逸を免れた一家族のアルバムの中の一枚です。(散逸を免れたのは、1920年頃になって新しくアルバムに貼り直されたからです。)

この時代は一枚の写真を撮るためには1分半から長い時には2分以上、動かないでじっとしていないとなりませんでした。
だから大体みんな不機嫌そうな表情に写っています。
2分間ずっと表情を固めたままにっこり。。。なんて至難のわざですが、この家族の上のお兄ちゃんとお姉ちゃんたちは余裕の表情ですね~凄いです。
一番下のおちびちゃんは他の子に比べてぶれているのは途中で動いてしまったからでしょう。

同じアルバムには、この写真の4人の女の子ともう一人、後に生まれた末っ子の女の子が成人して結婚し、それぞれの花嫁姿とそのまたお子さんたちの写真も一緒にまとめられています。

みなさんそろって美形に成長されて、ドレスもとても素敵です。
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堂々たる長女さん。子供はフランス人形そのものといったボンネットにドレスです。

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女性らしい次女さん。子供はくるくるの巻き毛が可愛いです。首に巻かれたサンゴのネックレスがビクトリアン趣味です。

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強い意志を感じさせる表情の気品に満ちた三女さん。これぞ縦ロール!のお子さんの髪の毛が見事。

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四女さん。きっとロマンチストだったんだろうなあと思える表情です。お子さんたちはロココ調のコスプレ。モーツァルトとナンネルみたいです。

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そして末っ子さん。ドレスをよく見ると、胸元の花飾りは変えられていますが、四女さんのウェディングドレスと同じです。
さすがにお父さんも、ここにきてちょっと息切れでしょうか。。。
お子さんの写真はイラスト風に手が加えられています。
最初の長女さんたちの写真と比べると、花嫁さんの表情もお子さんの表情も20世紀に近づいて来て、ぐっと現代風になっています。

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日本人に扮したコスプレ写真。

ほかにも中国人に扮しているものもあって、なかなか遊び心にあふれたご家族だったようです。

写真を撮る、ということがものすごく特別な出来事だった時代。
一枚一枚おしゃれして趣向を凝らして楽しんで写真を撮っていたんだなあということが伝わってきます。

最後に、がんばったお父さんの写真を♪ 第一級の正装です。

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by croa-antique | 2013-04-04 02:38 | ヴィクトリアン | Comments(0)