過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。

定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

http://croa.ocnk.net/


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3回のエジプトブーム

大英博物館の古代エジプト展、東京では9月17日までやっているようですが、過去ヨーロッパでは大きなエジプトブームが3回あったそうです。

1回目はナポレオンのエジプト遠征の行われた1800年頃。
2回目はイギリスによりスエズ運河が開通した1860年頃。
そして3回目は、ツタンカーメンが発見された1920年頃です。

現代に遺された骨董品にもこの3回の影響は見ることが出来ます。

とはいえ、1回目の1800年の時代の物にはそう簡単に遭遇できません。
エジプトブームといっても、ごくごく一部の王侯貴族の間だけの話だったでしょうし、作られた品々も数少なく、しかも贅の限りを尽くされた物ばかりで、かろうじて博物館、美術館でガラス越しに見るか、カタログで見ることしかできません。

これはその一例です。
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食卓セット一式。1802年、フランスのセーブル工房によって作られ、ナポレオンに捧げられました。そののち1807年、ロシアとの戦いの休戦協定を結んだ際に、ロシアのアレクサンドル1世への贈り物としてロシアに渡り、現在ではエルミタージュ美術館に保存されています。
ナポレオンの好みを反映したコバルトブルーと金の色づかいとエジプト文様の思いきった合体ですが、色が抑えられているところにかえって凄みとか斬新さを感じます。

第2回のブームはヴィクトリアン朝のただ中のイギリスでおきました。産業革命によって貴族以外の市民層の一部も財産を持って景気がよかった時代だけに、1回目よりは簡単にエジプトの影響のある物を実際に見たり手に取ったりできます。
でも、やはり数は少なく、高額な物が多いです。
今、店に何かあるかな~と一生懸命探してみましたが残念ながら一つもありませんでした。
1年に一個、仕入れられればいい方です。

その一例
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ストーンカメオに金枠のブローチです。
金にちょっとだけあしらわれている小さなカボッションのルビーの色と白いエナメルの色が明るくて、ヴィクトリアンの趣味を反映しています。

そして最後の1920年代。
この時代になると文化はもう皆のものです。
たくさんの物が作られました。
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大きさ1センチのツタンカーメン。銀にエナメルです。小さいけれど迫力のある顔立ちです。

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銀にエナメルのスプーン、サンゴのスカラベの付いたブローチ、ペリドットに金のブローチ、ナイフ、右の二つはテレスコピックペンシルという名前の鉛筆です。今のシャーペンの前身のような存在でしょうか。望遠鏡のように伸ばすと鉛筆の芯が出てきます。

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全部デザインが違います。詳しい方がご覧になればそれぞれの名前がおわかりと思います。

次回はちょっと変わり種のエジプシャンの物をご紹介したいと思います。

by croa-antique | 2012-08-29 14:14 | 民族文化 | Comments(0)

ティッシュだけど絶対に鼻をかんではいけません

ティッシュペーパーには毎日お世話になっているけれど、こちらはティッシュシルクというものすごく薄い絹地で出来た子供服です。
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生糸自体が現代よりも美しかったんだろうなと思わせるきれいなつやです。なかなか写真に撮るのが難しい。。。
7歳くらいの少女服。まさにアリス年齢。

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生地の薄さは、ちょうど2枚重ねのティッシュペーパーを1枚にはがしたのと同じくらいです。

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破れやすさもティッシュ並み。こうしてほぼ無傷の状態で残っているのは奇跡のようで、見ていると厳粛な気持ちにさえなります。
よほどおりこうさんな女の子が着ていたんでしょう。

偶然にこれととてもよく似たビスクドール用のドレスがありました。

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襟飾り、ギャザーの寄せ方、デザイン。とてもよく似ています。

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こんなにもろい素材のドレスを破らないように上手に人形に着せたり脱がせたり出来た少女がいたとは驚きです。ほんのちょっとひっかけただけであっという間にびりっといってしまいます。
人形遊びはただの遊びだけではなくて、教育玩具的な側面もあったと言いますから、細やかな神経や丁寧さを身につけるにはもってこいの素材だとは言えます。
でも、良い状態で出てくるのは本当にまれなことです。



ところで、ティッシュって、今の今まで「薄い」という意味だとばかり思っていました。
記事を書くので調べてみたら「なめらかで光沢のある、つやのある」という意味だったんですね。

むむむ、うちで使ってる安いティッシュはざらざらでつやもないぞ。
ティッシュじゃなかった。。。

by croa-antique | 2012-08-18 15:35 | 布製品 | Comments(0)

推定100歳

EINCOというドイツのおもちゃ会社から1912年頃に発売されたグーグリーの女の子と犬と猫のトリオがいます。

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まん丸の顔にどこ向いてるのかわからない目。すごい造形力です。

犬の名前はTUBBY。 ネコは残念ながら手元にないのでポストカードでの参加ですがFIFIと言います。
女の子はホイバッハ(HEUBACH)というドールメーカーとのダブルネームで作られました。

爆発的な人気!!とまではいかなかったようで、現存する数は大変に少なく、作者のこともよくわかっていません。
A. E. KENNEDYさんというイラストレーターだということくらいしかわかりません。

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これは、彼(彼女? たぶん女性じゃないかなと思うのですが。。)の描いたペキニーズの子犬たち。
リアルな筆致で描かれていますが、顔立ちのしっかりしたお値段の高そうな立派な3兄弟に比べて、ちょっと安そうなみそっかすな雰囲気の黒い仔がTUBBYにそっくりです。

出来のいい優等生より、出来の悪いみそっかすちゃんにより愛をそそいだんだろうなということが遺された作品から感じ取ることができます。(同類の匂いがする。。)

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これは珍しいフィリックス ザ キャットとのコラボ(?)

5年ほど遅れて世の中に発表されたフィリックスは絵本を飛び出して、1919年にアニメ映画になることで一躍有名になりました。
かの有名なミッキーマウスよりも9年も前のことです。

キャラクター界の優等生、ミッキーマウスやフィリックスに比べるとやっぱりみそっかすなケネディさんのググリートリオですが、歴史的に見てもとても価値のある存在だと思います。


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おまけで、うちの生きたみそっかすちゃんと。

by croa-antique | 2012-08-14 14:05 | 子供文化 | Comments(0)

ロンドンオリンピックの花束

オリンピックもたけなわですね。
開会式もイギリスらしい趣向が満載で見ていて楽しかったですが、最後のポール・マッカートニーの「ヘイジュード」にはちょっと笑ってしまいました。

落ち込んでいないで現実を見ろよ
そしたら明日は少しはましになるから・・・

って、落ち込んでいる人を慰める歌は、なんだかオリンピックのオープニングにはふさわしくないような・・・
でも、メダルを取れない人のほうが多いんだからふさわしいような???

その瞬間、おそらく地球上でもっともたくさんの人に注目されているあの場所でポールはジョンへの追悼をやってのけたんじゃないのかな、と個人的には感じてしまいました。

さてさて、もうひとつ、とってもイギリスらしいなあ!!と見ているのがメダリストに渡されるブーケです。
内村選手がお母さんに向けて投げた場面は印象的でした。

色とりどりのバラの花を使って可愛らしくこじんまりとまとめたまん丸の花束。
すさまじい試合の勝者に渡されるもの、というよりもなんだか親戚の可愛い女の子にあげるために作ったような雰囲気ですが、これは「ポージーPOSY」と呼ばれるイギリス独特の伝統的な花束の様式です。

発祥は中世。
ちょっと陰惨な背景から生まれました。

当時のイギリスは下水やトイレの施設が全くなく、町は悪臭に満ちていて、疫病もたやすく発生しました。
それで貴族たちは悪臭とバイ菌から身を守るために、町に行く時にはバラやハーブでよい香りのする花束を作って、それに鼻をうずめたのです。

その形がなぜまん丸なのか?完全な球体というものに何か人知を超えた力を感じていたのかもしれません。
我が国の薬玉と非常に似ているところも気になります。

時がたち、ビクトリアンの時代になって、実用としてのポージーの役割がなくなっても、厄除けとして縁起担ぎとしてポージーの習慣は続き、今も続いています。

それがあのオリンピックの花束になっているんですね。

世界一アバンギャルドな流行を受け入れる懐の広さと大昔からの慣習もけっして捨てない頑固さが共存しているところがイギリスの魅力の一つです。

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これはポージーホルダーというものです。
これにまん丸な花束をさして持ち歩きました。落下防止のために指にはめるリングがついています。

ところで、まん丸に花束を作るのってなかなか難しいです。
手元にある造花で試してみたらでこぼこになってしまい挫折しました。

by croa-antique | 2012-08-03 22:08 | 民族文化 | Comments(0)