過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。

定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

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グーグル? グーグリー?

ネットの時代です。こんな時代が来るとはすごい世の中になったものです。

リビングに居ながらにして、お金も時間も使わずに、たとえばイギリスのとんでもないド田舎の古書店の在庫をつぶさに確認することもできるわけで、使い方によったらドラえもんのどこでもドアを手に入れたようなものですね。

そんな現代を象徴するのが検索エンジンのグーグル(Google)といってもいいかもしれません。

そして1910年代~1930年代を象徴する一つのものがグーグリー(Googly)です。

第一次大戦と第二次大戦という大きな戦争二つに挟まれた不安定な世界をきょろきょろと不安げに見回しているようにも思えます。

フラーティングアイという、左右に動く仕掛けのガラスの目を持ったビスクドールやセルロイドドール。
そしてアメリカ生まれの有名なキューピー。
イタリア代表のレンチドール。
同じ時期にイギリスでもチャドバレーやノーラウェリング等によって横目の布製の人形が作られています。

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日本の子もドイツの子もイギリスの子もフランスの子もみ~んな横向き

19世紀までの人形はみんなまっすぐ正面を見ているのに、20世紀の初めに生まれた子たちの視線はみんないっせいに横を向いているのはなんだか不思議な感じがします。

珍しいガラス目のレンチドールをネットショップの方にアップしました。

極貧の中で育ち、13歳でサーカスの象つかいや蛇つかいとして働き、15歳で家政婦、18歳でレースや刺繍布のセールスと職業を変えながらヨーロッパ中を転々としたエレナ・スキャビーニの生み出したレンチドール。
子供が直視するには辛すぎる世の中だったのかもしれません。

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ちょっと脱線ですが、13歳の時のエレナさんの写真を見た時、40歳すぎの女性のような顔をしていてびっくりしました。
下の写真は30歳のころ、結婚間近の幸せな時間の中の横顔の写真。 美しいです。
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LENCI The History and the Dolls Nancy Lazenby より無断拝借しました。(違反かも。。。)

by croa-antique | 2012-05-21 14:37 | 子供文化 | Comments(2)

ジャストフィットも楽じゃない

昨日アップしたDEPジュモーは手と足の先だけ他に比べてたいそう傷んでいます。
そのわけは、たぶんお洋服があまりにもジャストフィットしすぎていて、脱ぎ着させるのがすごく大変だからだと思います。
アンティークドールの衣装は、その同時代に作られたものである場合、それはもうきっちりとゆるみなく採寸されて作られていて、現代の感覚だと、1サイズ小さいのを無理やり着せている感じです。
それはもちろん当時の女性のファッション事情をそのまま反映しているわけです。

ジャストフィットであるがゆえに必要な道具類があります。

これらの物がそうです。
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当時のブーツと手袋と一緒に写しましたが、この二つの道具、何をするためのものかというと。。。。

まず小さい金色のフックは、靴や手袋などのボタンを留めるために使いました。
足にぴったりの靴はボタンをはめるのに手だけではとても苦労したようです。ボタンホールにこれを差し込んでボタンをひっかけるようにして使います。

もうひとつの大きな銀色のものは、先が鳥のくちばしのように開きます。
これで革手袋の、指を入れる部分を広げるために使ったのです。

当時の手袋は、特に革が新しい時は、そうでもしないと指が入りませんでした。

きっちりと隙間もなく手先と足先を革に包まれて、その頃の人は気持ちよかったのか、窮屈だったのか。。。

たぶん窮屈だったんでしょう。
1910年頃からのファッション革命がそれを証明しています。

銀の手袋広げ器(正式名は別にあります。教えてもらったけど忘れてしまいました。)はイギリスのホールマークがついているので年代が読めました。
1906年、マッピン&ウェッブ社製です。
しかし、仕入れたのはいいけれど、これを買いたい人ってはたしているだろうか。。。


ついでにブーツと手袋のディテールをどうぞ。
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ブーツは16センチです。2~3歳の子用でしょうか。
手袋は成人女性用。とても華奢です。
指のまちのとり方がきれいです。

by croa-antique | 2012-05-19 18:47 | ヴィクトリアン | Comments(0)

100年前からタイムスリップして来た箱入り娘ちゃん

アンティークでオリジナルの箱に入っているものは珍しいので、それだけで箱のない物よりも高い値段がつきます。(時々、後からの組み合わせの物もあるのでご注意を!)
でもそれは希少性だけで評価されているわけではありません。
人間でも「箱入り娘」という表現がありますが、「箱入り」というのは持ち主によってとても大切にされて来たという証しでもあるからです。

こちらはまさに「箱入り娘」のDEPジュモーちゃんです。
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あらら、はだかんぼ。

お洋服もたくさん持っていますよ。
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これらの衣装を見た時、あまりの保存状態の良さに、新品??と目を疑いました。まるで昨日作られたかのような状態。奇跡のようです。普通はどんなに良い状態と言っても、色があせていたり、小さなほころびとか穴とかあるものなのですが。。。。。なぜこんなにきれいなままなのか不思議なほどです。

最後の写真の下のほうにちょっと写っているズロースのゴムにご注目ください。とてもきれいな編みによる作りです。現代の武骨な物と全然違います。しかも全く伸びていません。19世紀の人形のズロースにはゴムは使われていません。(紐で縛る方式)これはゴムの出始めの物でしょうか。こんなきれいなゴムを見たのは初めてです。
Aラインのベビーピンクのドレスの布は細い畝織です。

赤いシルクの服は細い細いチロリアンテープのような織りのリボンで装飾されています。細すぎてディテールがよく見えません。そんな時にはこの10倍拡大ルーペがお役立ち。
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テープは3ミリ幅です。人形の洋服のために専門に作られたのでしょう。
チュールに模様をかがっていくのも大変な作業ですね。この時代のものは手仕事です。

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小物の数々
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手鏡も曇りがなくきれいに写ります。

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フクシャピンクのドレスは、この時代に大流行した提灯袖のデザインです。「赤毛のアン」の憧れのドレスでしたね。
トランクも大変よい状態です。クロモス(多色石版印刷)によってデコパージュされています。
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DEPジュモーというのは、20世紀に入ってから、ドイツでヘッドが焼かれたので、19世紀のフランス製のジュモーとはお顔のタイプが全く違います。
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穏やかな愛らしいお顔です。ネットショップのほうにも載せておりますのでご興味ある方はどうぞご訪問くださいませ。

アンティークは古いものですので少しくらい汚れていてもそれは仕方のないこと。その古色も合わせて好きなのですが、時々このように恐ろしく保存状態がよく、当時の匂いや空気感もそのままに出現するものはやはり次元の違うオーラがあってドキッとします。
この仕事をしていても本当にたまにしか経験出来ないことです。

by croa-antique | 2012-05-18 15:45 | 子供文化 | Comments(0)

天使の階級

天使にも下級から上級までたくさんの階級があって、基本、人間に姿形が似ているほど下級とされているようです。
一番上級に属する天使はセラフィムとかケルビムと言われています。

彼らはたくさんの翼を持ち、それで自分の体を隠して飛んでいる存在とされ、下級の天使と違って、人から最も遠い存在ですので、単に記号のようなもので表されたりすることもあるようですが、多くの絵画やオブジェでは、幼な児の顔から翼が生えたような形で表現されます。

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十字架にあしらわれた上級天使たち。

この二つのクロスは今日、ネットショップの方にも載せましたのでご覧ください。

ところで、イギリス人の平均的な宗教感覚も、今の日本人の仏教に対する感覚と近いようです。
知り合いのイギリス人はお母さんから「おまえは Twicer だ。」と嘆かれるそうですが、Twicer 2回者?変な訳ですが、1年に2回しか教会に足を運ばない人、ということだそうです。

真剣なキリスト教徒が少ないからこそ、十字架をモチーフにしたアクセサリーやオブジェが人気があるとも言えます。気軽にファッション的に身近に置いて楽しんでいる感覚ですね。

by croa-antique | 2012-05-16 00:23 | ラッキーアイテム | Comments(0)

お嫁入り支度

19世紀のそこそこ良い家庭の女性は家事をすることを禁じられていました。料理も掃除も洗濯も買い物も、女中さんの仕事です。唯一することを許されていたのは裁縫でした。これは貴族の家に限ったことではありません。「若草物語」というアメリカのごく一般的な家庭を題材にした物語の中で、主人公のお母さん(牧師さんに嫁いだ)が「早く何か洋服が破れないかなあとずっと願っていた。きれいな刺繍や縁飾りにはもう飽き飽きしていたから。」と新婚当初の生活を振り返る場面があります。

だからと言って毎日遊び歩くこともできない、テレビもラジオもないし、本を読むことは女らしくない行為とみなされていた時代です。結局時間をつぶす一番のものはお裁縫だったということです。

「続若草物語」で長女のメグが結婚する時に、「お友達はリネンをたくさん持っていったから、私はもっと!」と張り合う場面があります。

リネンというのは麻で出来た布製品一般を指します。就寝具のカバー、テーブルクロス、ハンカチ、ナプキン、小物を収納する小袋などなど、身の回りにたくさん使われました。

女の子が生まれたらその日からお母さんはその子が嫁ぐ日を目指してリネンを作り始めます。もちろん女の子が大きくなってお裁縫が出来るようになったら、自分でも作ります。そして嫁ぎ先が決まったら、イニシャルを入れて完成です。

こちらは、そういうリネン類の中の一枚です。
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直径20センチ弱のコースターのようなもの。イニシャルや刺繍はもちろんのこと、縁も全部手で細かくかがっています。

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たいへん薄いですが、張りのある上質のリネンです。

これは何に使ったかというと、食器棚にお皿を重ねて収納するときにキズがつかないように、お皿とお皿の間に敷いたのです。

これだけでも大小食器の数に合わせて一体何十枚作ればいいのやら。。。。

考えただけで恐ろしいですが、これがまた言語を絶する細かさで刺縫されています。

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サテンステッチと布の糸目をかがって穴をあけて模様を作るカットワークとの組み合わせです。

カメラに10倍の拡大鏡をつけて極限までアップしてみました。
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この葉っぱのサテンステッチの3針分の幅が大体1ミリです。ということは、糸の太さは約300ミクロン。。。。。

これ1枚作れと言われれば、死ぬ気でやれば出来なくもないかとは思いますが、全く同じものを何十枚、そしてハンカチ、ナプキン、テーブルクロス、枕カバー、布団カバー。。。。。。。

ひゃ~~~~考えただけでも血の気が引きます。
19世紀に生まれなくて良かったかも。。。。

by croa-antique | 2012-05-12 13:02 | 布製品 | Comments(0)

羽衣伝説

日本の昔話に出てくる天女の羽衣はとても薄くて透けるような布だったと書かれていた記憶がありますが、1000年以上前の日本で、そういう薄い布を織っていたのでしょうか。それとも大陸からの輸入品だったのでしょうか。

いきなりそんなことを考えたのは、このハンカチを手に入れたからです。

感動するのは真ん中のシルクの布です。糸で織られているとは到底思えない。薄いなどという言葉では言い表せないほど薄い。光沢も見事です。よくぞ今まで無傷で残っていたものです。

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現代でも手のかかった布製品やレースはたくさん生産されていますが、19世紀までの物との大きな違いの一つはその薄さ、糸の細さにあります。
昔の布製品は針目も大変に細かいです。
ボタンの穴やビーズの穴も小さくて、現代の針では通りません。

これは20世紀初頭の人形用の麦わら帽子です。

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飾りについている花束はレンチ工房のものではないかなと思います。

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おしべの表現が秀逸! リボンのすそにつけられた花飾りがなんとも心憎いですね~~
こんなシャープなカットは、機械でないと無理ですね。

帽子を取り巻くシルクオーガンジーはおそらく19世紀の物と思います。
後ろに同じ素材で蝶結びをつけたら可愛いかなと思って手芸屋さんで、一番薄いシルクオーガンジーをあててみたのですが、硬いし厚いし違和感ありすぎでダメでした。
手元にあったアンティークのシルクリボンをつけてみたら、異素材ですがきれいに調和してくれます。
これだから、アンティークの布製品は、どんなに端切れでも汚れていても捨てられません。

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帽子のモデルは1920年代のレンチの少女。ぴったりです♪

布製品は大好きで、個人的に針仕事も好きなのですが、今まであまり専門的に掘り下げようとは思っていませんでした。そろそろもう少し勉強していきたいなと思っています。

布製品は小さな面積にかけた作り手の膨大な時間を思うと本当に感動します。

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これは何に使われた物でしょうか、ネットの地に立体的に絹糸で刺繍されています。
これだけ刺繍するのに何時間かかったでしょうか。

by croa-antique | 2012-05-10 13:17 | 布製品 | Comments(0)

名画写し

エルミタージュ美術館所蔵の絵画が東京で公開されています。
駅に大きなポスターが貼ってありました。
使われていたのはジョシュア・レノルズのキューピッドとヴィーナスの絵です。
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まあ、ずいぶんとエロティックな絵を使ったもんだと思いつつ見ていましたが、あれ?この絵はどこかで見たことあるなあと記憶を手繰っていると、お店にありました。

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金と天然のパールで縁取られたミニアチュール(象牙の板にハンドペイント)のブローチで、19世紀の初めのものです。
元の絵は1788年の作品ということですから、かなり近い時代に作られています。

この絵は、どこに飾られていたのでしょう。
推測ですが、注文主のプライベートルームに飾られたのではないかなと思うのですが、どうやってそれがジュエリーとして複製されることになったのか。いろいろ推測すると楽しいです。

名画をジュエリーやオブジェの主題として複製することは、ヴィクトリアン時代に、主にルネッサンス期の宗教画を使って行われました。
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ラファエロやダヴィンチを模写したもの。

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ボッチチェリの三美神。これはカメオの題材として人気があります。

今のように名画を簡単に鑑賞することはおろか、その存在も遠くの国にはなかなか知られることすらなかった時代に、このように身近なものに名画を使うことは大変に意義のあったことだと思います。

ジョシュア・レノルズの絵でおそらくた最もたくさん使われたのはこの絵です。
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これは真鍮製のペン皿ですが、このように金属製のものが多く作られました。
天使はいつの時代も女性に人気のモチーフです。

名画写しのものの数々は、実用品、アクセサリーとしての価値だけでなく、名画の存在を人に知らせるという大事な役目があったのかもしれません。

by croa-antique | 2012-05-03 01:07 | 骨董全般 | Comments(0)