過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。

定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

http://croa.ocnk.net/


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カテゴリ:子供文化( 77 )

頭におリボン

一枚の古ぼけた写真。
幼稚園のお遊戯会の舞台です。
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他の4人の子はみんな頭に七五三でつけるようなふわふわの頭飾りをつけていますが、左端の子だけ髪にリボンをつけています。
この左端のおちびが何を隠そう私です。^-^
家が貧しかったため頭飾りはもちろん着物も買ってもらえませんでした。着物はご近所から借りてきて頭にはリボンをつけてなんとかしのいだという次第。

この幼児体験があるために「髪にリボン」→「お金をかけなくてもできるおめかし」というイメージがすっかり頭に定着しています。

1920年代のドイツがどれほど貧しかったか想像もつきませんが、女の子の頭のリボンがとても目につきます。

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1925年のドイツのおもちゃメーカーのカタログ。リボンがでかい!!

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ブレーメンに生を受けた女の子の成長記録。
1歳から6歳くらいまででしょうか。
ずっと同じ位置にリボンがついています。
この子は着ている服を見ても裕福なおうちの子のようです。

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これはイギリスですが1925年前後のポストカード。
絵本作家ルーシー・アトウェルの物です。
黒いリボンがとても印象的です。

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ドイツ製のビスク。
頭にリボンを通すための輪っかがついています。
いろんなリボンに付け替えて遊ぶことを前提としたのでしょう。
このようにオリジナルのままの物は大変に希少です。

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リボンちゃん 第2期。
上の第一期に比べると若干細部は甘くなっていますが、こちらもオールオリジナルの状態です。

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ミントインボックス状態のリボンちゃん(ペア)
帽子の下にはちゃんとリボンをつけるための輪っかがついています。

リボンちゃん番外編

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うさぎの耳の帽子をかぶったタイプ。
新品のような状態です。

とてもささやかなおしゃれ リボン。
貧しい中にも子供を可愛らしく飾ってあげようとした当時のドイツの大人たちの思いがリボン結びに込められているように感じます。



by croa-antique | 2014-04-16 16:02 | 子供文化 | Comments(0)

男の子? 女の子?

可愛らしく着飾った姉妹の写真・・・・

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実はどちらの子も男の子です。
ヨーロッパの貴族社会では男の子もある程度の年齢になるまでは女の子の服を着せて育てました。

上の写真はミラノの名門貴族の映画監督ルキノ・ヴィスコンティー(当時2歳)と1歳年上の兄ルイジです。
お兄さんは女の子のような優しい顔立ち。
ルキノの顔にはすでに反骨精神と才能が見て取れます。
この写真が撮られたのは1908年です。

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ルキノの兄弟たち。
この中で女の子は右端の子だけです。
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ヴィクトリアンのアルバムです。
全部男の子。右下の子はもうだいぶ無理があるなあ・・

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可愛いですが、口元、目元の強さがやはり女の子と違います。


前回の記事でご紹介した PARIS-BEBE も男の子顔でしたが、今日ネットショップにご紹介したEJ JUMEAUも目元の強さ,媚びない口元が男の子のようです。

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長いブロンドの髪、ピンクのフリフリを着ていてもどこか男の子を思わせます。
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将来大物に育ちそうな面構えです。^-^



by croa-antique | 2014-04-01 11:53 | 子供文化 | Comments(0)

1880年 フランス国王に最も近かった男

エミール・ジュモーが16世紀の初代ブルボン王アンリ4世の幼少期の肖像からトリステを生み出したことは有名ですが、もう一人のアンリからも人形を作っていたことはあまり知られていません。
1892年に パリベベ PARIS-BEBE という名前でごく少数作られたようです。
私自身ジュモーブックの写真と記事でその存在は知っていましたが、海外のオークションや店でも実物を見たという記憶がありませんでした。

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初の PARIS-BEBE
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テートジュモーのヘッドに後からスタンプが押されて焼かれています。
ジュモーブックに出ているのとは若干マークが違うのですが、人間に近い切れ長の目、引き締まった口元、下から見据えるような強いまなざしは同じです。
目の切り方や、眉、まつ毛、口、全ての絵付けの線一本一本がとてもシャープで力強く気合が入っているのがひしひしと伝わってきます。
優しい少女の顔ではない、完璧な少年顔です。

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ボルドー公 アンリ・ダルトワは王になる前からアンリ5世と呼ばれていたほど王座に近い人物でしたがあと一歩のところで王になることなく1882年に亡くなりました。
エミールジュモーとはほぼ同世代の人物です。
フランス革命以後の王政復古と市民革命のせめぎあいをリアルタイムで見ていたジュモーの気持ちは想像でしかわかりませんが、王政の復権を望んでいたことは間違いないと思います。

トリステのモデルとなったアンリ4世は遠い過去の人物でもはや神に近いような存在だったでしょう。
トリステの俗事を超越したような表情がそれを物語っていますが、同時代を生きたアンリ5世の面影を託した PARIS-BEBRの表情からはもっと生々しい感情を読み取れるような気がします。

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不敵なまなざし。
牢屋に幽閉されてなお誇りを失わない若き王子のような気概が表情から読み取れます。
パリベベの箱には不死鳥のマークが添えられていました。
とっても意味深^-^

ところで、このべべちゃん、お顔のアップばかりなのにはわけがあります。

実はボディーが見事なまでの寄せ集めなのです。
(胴体は5号、腕は6号、足は7号)

でもって、ヘッドはなんと4号!(何一つかぶってない・・・ ><)

4号というサイズも結構レアに属しますが、それのボディーだけとなるとさらに輪をかけます。
一体手に入るものやらどうやら・・・ですが、せっかくの貴重な存在なので出来る限り最初の姿に戻してあげたいなと思っています。

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アンリ5世(となるはずだった)の肖像です。
口角の引き結んだ感じ、眉、目、とてもよく似せています。

**画像追加**
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by croa-antique | 2014-03-29 08:59 | 子供文化 | Comments(0)

いつの間にかなんとなく消えていくモノ

骨董というものは減ることはあっても増えることはありません。

時代が進めばまた新たに骨董と呼ばれるものが出来てくるかというと、個人の好みもあるでしょうが、そういうものでもないように思います。
第二次世界大戦の前と後では、物の作り方に決定的な違いが生まれてしまったように思います。

少し前まではたくさん見かけたのに最近めったに見かけなくなったなあという骨董は結構たくさんあるのですが、これもその中の一つです。


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戦前の文化人形。
ぶらぶらとぶら下げると無茶苦茶可愛いです。

10年、20年くらい前だと、大きな骨董市や朝市などに出かけたら一日にいくつもすごく安い値段で出品されていて、その中からたいしてありがたみも感じずに一番可愛いものを選んでなんとな~く持ち帰ってはなんとな~く売って・・・というのを繰り返していましたが、最近めっきり姿を消してしまいました。

愛好家のおうちで大事に集められ可愛がってもらっているのならいいのですが、捨てられていったものも多いかも・・・

映画「小さいおうち」の冒頭、亡くなったおばあさんの遺品の中から残すもの、処分するものを分けていく場面がありました。
こんな汚れた人形が出てきたら、迷わず捨てるほうに分けられてしまうかもしれません。

映画「四十九日のレシピ」でも亡くなったおばあさんの遺品が重要な役割をします。

こちらです。
金とガーネットのアンティークジュエリー
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当店の商品を使っていただきました。

こんなきれいなジュエリーなら、次の世代に受け継いでもらえるのは間違いないと思いますが、その一方でひっそりと処分されて消えていくモノもたくさんあるんだろうなあと思います。




文化人形よりももっと消えそうな小さな布製人形たち

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通称ヘロヘロ人形です。
ほうっておいてもどこかへ行ってしまいそうなはかない小さなモノです。

左の子はとてもいい状態で新品のようです。
右の若干くたびれている子はなんと海外帰りです。
両足の見えないところに 1945 JAPAN とペン書きされています。

1945年というと終戦の年。
日本に駐屯していた兵隊さんが一緒に連れて帰ったのでしょうか。
それにしても今までよくぞご無事で!と長年大事に持っていた方、そしてそれに値段をつけて売ろうと考えた方々に感謝の念が浮かびます。

この小さな人形を巡ってどんなドラマがあったのでしょうか。
想像力と創造力のある人なら小説が書けそうです。


by croa-antique | 2014-03-03 14:56 | 子供文化 | Comments(0)

EINCO の TUBBY ちゃんと FUNNY FRIEND

EINCO の TUBBY ちゃんが久々に入荷しました♪

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がっ!

今回は何とおかしなお友達も一緒に連れてきました ♪♪


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3歳くらいの子が犬の絵を描いたらこんな感じになるかな~~という造形です。
4半世紀アンティークを追っかけてきましたがこんな変なものは初めて見ました。

いつまでたっても「こんなもの初めて見た!!」という驚きを常に経験します。
アンティークの面白いところです。

絵本の中に MIKE という名札を付けた犬が描かれているのですがよく似ているので、その子だと思います。
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頭重いの。


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100年来の親友です ♪


 

by croa-antique | 2014-02-28 14:38 | 子供文化 | Comments(0)

オープンマウスの市松さんたち

日本のお人形さんの話題を続けます。
市松人形にも有名な作家さんのものとかいろいろありますが全く詳しくないので、自分が買う時の基準は、可愛い、小さい、安い、の3つだけに絞っています。

ところが、いくつか集まったところで全く意識していなかったのですが、もう一つ共通点があるのに最近気づきました。

市松人形はほとんどのものが口を閉じて静かに微笑んでいます。
それなのに手元に集まってきたものたちは何とみんな口が開いて歯を見せていました。

口の開け方にもいろいろなパターンがあります。

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明治初期の洋装人形。
異形な表情にも見えますがとても魅力的です。口はいわゆるオープンクローズドで上に2枚歯を表す白いぽちぽちがついています。
持っている犬は和紙でできています。
この犬も口が開いています。^-^

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ちょっと口元が見えにくいですが、オープンクローズドで上だけ6枚歯
男の子は口を閉じています。

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この子はオープンクローズドで上6枚歯に加えて舌をのぞかせています。

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ウールの普段着の着物にネルのエプロンをつけた親しみやすいお顔の少女は普通にくり抜かれたオープンマウスに上4枚歯です。
足の接着に明治42年の新聞紙が使われているのですが、その記事が「今年度の電話加入の申し込みの締め切り」についてです。
時代を感じます。

最後に、なかでも最も細かい作業をされている口元を。
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前回の記事でご紹介した箱入りの豆市松です。
袖人形という呼び方もあるようです。
長さ3ミリにも満たない口ですが、きっちりくり抜かれて上下に4枚歯がつけられています。

自分が子供の頃を思い返すと、女の子や女性は口を開けて笑う時に手で口を隠していた人がたくさんいました。
その習慣を、当時のいわゆる知識人的な人間が、
「そんなことをするのはおかしい。欧米では誰もそんなことをしていないからやめるべきだ。」みたいな意見をテレビなどで言っているのを聞いた記憶があります。

今思うと欧米でやらないから何??という感じですが、当時はそんな欧米偏重の意見も普通にまかり通っていた時代でした。
戦争中の鬼畜米英の反動が戦後に強すぎたせいでしょう。

大方の古い日本人形は古い時代の女性の美徳を表して口元を閉じて静かに微笑んでいます。
それはそれで美しいのですが、やはり表情が何か物足りないなあと思うこともあります。
だから屈託なく歯を見せて笑っている日本人形ばかり無意識に集めてしまったのかもしれません。

前回記事に取り上げた桜ビスクも黒目のつぶらちゃんたちはほとんど口を閉じて、金髪碧眼の子は必ず口が開いています。
その反対のパターンもごくわずかですが存在しているようです。

レアものというと欲しくなるのは骨董屋の性。
いつか手に入れたいです。

by croa-antique | 2014-02-26 15:17 | 子供文化 | Comments(0)

箱入り娘たち

そろそろ雛祭りの時期です。
お雛様を美しく飾っているおうちも多いと思います。

うちは無精をしてお雛様を飾らなくなって10年くらいたってしまいました。><
まあ、うちの場合一年中ひな祭りみたいな状態なんですが^-^

人形を大切に箱に仕舞っておく、という感覚は湿気やほこりを防ぐという実用的なこともあるでしょうけれど、日本人特有の美意識のようにも思います。

箱入り娘という言葉がありますが、人形も箱のない状態で置かれたモノと箱に仕舞われて大事にされてきたモノではあきらかに放つオーラが違ってきます。

いろんなパターンの箱にいれてもらって大事にされて残ってきた人形たちをいくつかご紹介いたします。


まずは和骨董の典型的な桐箱入り。


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お母さん(もしくはお姉さん)は明治生まれ、小さい子は大正初期と思います。
初期のサクラビスクです。
箱は特にこの人形のオリジナルではなく、元から家にあったものを使ったように思います。
でも、箱に守られていたおかげで人形たちは生き別れになることも破損劣化することもなく良い状態が保たれました。



次は、木箱にガラスがはめ込まれたタイプ。
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ガラスのおかげでいつでも眺めていられるし、ほこりもつきません。
オールオリジナルのままのサクラビスク。
サクラビスクという名にふさわしく桜の模様の服を着ています。
箱や座布団は、この人形のために最初の持ち主が誂えたものと思います。
良いおうちで静かに時を過ごしてきたのでしょう。
とても穏やかな顔相をしています。

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身長わずか12センチの明治生まれの豆市松もガラスケースのおかげで新品のままです。着物の上に洋風なエプロンが当時風。


次はそこそこ遊ばれたけれど大事に扱われて箱も残っているパターン


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青い目のサクラビスクです。
衣装はオールオリジナルで良い状態ですが手足には少し汚れがあって、オリジナルの箱も蓋はなくなっています。
人形として最も幸せでまっとうな遊ばれ方をしてきた子です。



最後は今回の中の真打です。

全くのミントコンディション。
蓋を開けられることすらほとんどないままに時を過ごしてきた子。


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箱はアールデコの影響の大きいモガ風。


中身は・・・


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今はサクラビスクという名で呼ばれていますが、当時はママー人形というラベルがついています。箱にひもで括り付けられたままの状態です。

画像で伝えることは難しいのですが、この人形の目を見たときは大きな衝撃を受けました。
生まれてから、まだ何も見たことのない目、生まれたばかりの赤ちゃんのようなつややかな無垢な黒目をしています。
ほこりや風、そのほかのいろいろなものにあたることなく、その目に何物をも映すこともないまま時を過ごして来たサクラビスクの目はこうまで美しいものなのかと驚きました。

今回は箱入りちゃんたちに限ってご紹介しましたが、日本の明治から昭和初期にかけてごく普通のおうちの子供たちのために作られたこれらの人形は控えめでひっそりと物静かで何とも言えない魅力があります。

年齢がいくごとにますます惹かれてしまいます。







by croa-antique | 2014-02-22 15:12 | 子供文化 | Comments(0)

淡雪

今日の天気のことではありません。
今日は東京は淡雪を通り越して深々と降り続けています。


少し前
にこちらの記事に書いたドールが出来上がりました。


新しく、柔らかなジャージ素材の布を顔に貼ってもらって、ドレスや肌の色合いに合わせてとてもペールな絵付けをしていただきました。
顔を見た瞬間にふと頭に浮かんだのが、白く冷たく、でもなぜかあたたかさも感じさせてくれて、肌に触れるとすぐに溶けてしまう儚い淡雪です。





こんにちは。

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お顔を描いてくださったのはドール作家のTABASA様です

90年間の汚れが染みついてねずみ色だったドレスも丁寧に洗ってもらってきれいな薄い水色に戻りました。

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レンチに勝るとも劣らない素晴らしいドレスです。

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とても複雑な表情。
困っているようにも、今にも泣きそうにも見えますが、目元や口元に笑いを含んでいてどこかユーモラスにも見えます。

ほんの少しの角度の違いでいろいろな表情を見せてくれるのでたくさん写真を撮ってしまいました。

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つい昨日までこの世に存在しなかったものを、今は手にすることが出来るってなんて贅沢なことなんだろうと思いました。

TABASA様、素敵な子を生み出してくださってどうもありがとうございました。♪


by croa-antique | 2014-02-14 16:41 | 子供文化 | Comments(0)

まだ見ぬものへの憧れ

骨董というのは昔の物をなるべく手を加えずにそのまま、ただただ劣化することを最小限にとどめていけるように保存していくというのが基本です。
なのでついている埃さえそっと払う程度でけっしてぴかぴかに磨いたりしてはいけないのだ、と大威張りで宣言出来るという、無精者にはこの上ない存在でもあります。

そうやって古いものの美しさをそこここに再発見するのもとても楽しいことではありますが、正反対に今までこの世に存在しなかった新しい美を発見してみたいなあなどど夢見ることもたまにあります。

こんなひどい状態で捨てて置かれたような人形を思わず買ってしまったのも、そんな気持ちが無意識に働いたのかもしれません。




< お顔がはがれているので若干グロテスクな画像です。
そういうのが苦手な方はここまででご遠慮ください。 
m(__)m >



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1930年頃のフランスのメーカー RAYNAL のフエルトドールです。
RAYNALは当時大流行したレンチのまねっこのドールを多く製作しました。

顔のフエルトは半分だけ顔に貼りついた状態でした。
そのせいもあって、その下のモールドはとても悲しげで助けを求めているような感じがしました。

ドレスはここには写っていませんが、スカートの裾にピンクの小花をちりばめたとても手が込んだものを着ています。

そのドレスにふさわしい顔を作ってあげたい。
でも、元の顔を再現することにはあまり意味がないように思いました。大体RAYNL自体がレンチのまねっこなのでまねっこのまねっこを再現しても仕方ない。。。

そこで、とても可愛くかつ個性的なドールを作られる作家 TABASAさまにお願いして今、お顔を作ってもらっています。

80年前のフランスのモールドの上に現代の日本の作家さんの感性が加わって、とても魅力的なドールが生まれてくるような気がして今からとてもわくわくしています。♪

by croa-antique | 2014-02-01 00:39 | 子供文化 | Comments(0)

福笑い

お正月に近所の川べりを散歩すると、凧上げをしている人たちが何組かいて、見ていて懐かしく嬉しくなりました。
羽根つきに凧上げ、コマ回し、そして福笑い。
日本のお正月の遊びの定番ですが、今、福笑いをしている家ってあるんでしょうか。
私が小さい頃は、子供用の雑誌の付録に福笑いがついていたりしましたが今の若い人は福笑いという言葉自体知らないかも?

「笑う門には福来たる」って昔の人はよく知っていました。
笑うと病気すら消えていくことがあると今の科学では証明されているとか。

ネットショップをやっていて実感していますが、人形にはとても人気があります。
その理由はたくさんあると思いますが、何よりもその無垢無心な笑顔にあるように思います。

私自身、夜寝る前にはその時にそばにいる人形の笑顔を一回り眺めてから眠りにつきます。
一日にあったいろいろなことが全部浄化されてリセット出来るような気になります。

どの子の笑顔も魅力的ですが、この子の笑顔は頭抜けています


ご存知不思議ちゃんワールド全開のスタイナーのFig A シリーズの子ですが、この笑顔を見るとほほえましいを突きぬけて毎回吹き出してしまいます。


にらめっこをしたら全戦全敗


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ファニーフェイスに対してスレンダーなタイプの手の美しさは妖しささえも感じます。

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のちほどネットショップに詳細をアップします。

by croa-antique | 2014-01-07 13:22 | 子供文化 | Comments(0)