過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。

定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

http://croa.ocnk.net/


画像をたくさん載せています。どんどん更新中~
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カテゴリ:動物文様( 40 )

動物の毛並を表現する

動物の姿を写し取ったぬいぐるみの材質といえば20世紀以降はモヘア生地が主流ですが、今回はそれは置いておいて・・・・
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これはアンティークではありません。
20年くらい前に浅草の仲見世の中ほどにあるぬいぐるみ屋さんで買った狆のぬいぐるみです。とても良く出来ています。
使われているのはウサギでしょうか?よくわかりませんが、何かの動物の毛皮を利用して作られています。

動物の毛皮を利用して動物のぬいぐるみを作る。
大変に合理的と言いましょうか、毛は神様がすでに完璧に植えてくださっていますので表現手段としてこれほど手軽なものはありません。
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カミサマの完璧な仕事の例。
これらは生きていた時の姿そのままに作られた剥製です。
白と黒、白とオレンジの絶妙なアレンジメント♪

さてさて、人間の仕事に話を戻します。
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これは19世紀中頃、ナポレオン3世時代に作られた犬のぬいぐるみです。
やはり何らかの動物の毛皮を利用して作られています。
頭部が蓋になっているキャンディーコンテナです。
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19世紀末のフランス製、毛皮製の動物いろいろ
ボルゾイはファッションドールのお供としてとても人気のあったモチーフです。

翻って日本では、明治時代になって西洋の文化がどっと入ってくるまではこのような表現方法をとることはありませんでした。

今でこそ、靴、バッグ、冬用の洋服、身の回りのいろいろな物を動物の革のお世話になっていますが、これらはもちろん日本独特の風習にはないことです。
ぬいぐるみももちろんです。
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明治時代の山羊のぬいぐるみ
このリアルな毛並は、神様ではなくかつての日本人の職人さんが絹糸を一本一本手作業で植えて作ったものです。
毛植え人形という名前で呼ばれています。
昔の雛人形で官女が狆を引いている狆引きと呼ばれる人形の狆にもこの技法が使われていました。
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これらは雛人形の狆ではなく単独でぬいぐるみとして作られたものです。奥の大きい2体は明治、手前の小さいのはおそらく江戸期です。
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目を比べてみると時代の違いがわかります。
大きい2体の目は練り物ですが、江戸の犬には見事な紫の江戸硝子の目がはめ込まれています。
毛は江戸の物も明治の物も同じ技法で絹糸を1本ずつ手で植えて作られています。

まるで「立体日本刺繍」とでも呼びたくなるこれらの可愛らしいぬいぐるみは、西洋流の、動物の肉を食し、残った皮革を身の回りの物に利用するという肉食文化の影響を受ける以前の大和日本の繊細な心情、奥ゆかしくこまやかな手作業の魅力を今に伝えてくれます。

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日本刺繍による黒猫の表現。
ひたすらに絹糸を刺して刺して刺して。。。
これもまた大変な作業です。

昔、日本刺繍をやりたいなと思ったことがあってちょっと調べて見たら、日本刺繍は糸をよるところから自分でやるのだそうです。
その時の気温、湿度、自分の体調によっても糸の表情は微妙に変わってくるそうで、当然ながら指先がざらついていたりしたら糸をよることはできません。
もうそれを聞いただけでさっさと逃げ出しました。^-^

日本刺繍も毛植え人形も世界に誇れる日本独自の素晴らしい表現方法だと思います。

*おまけの(親ばか)画像*
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我が家の三女の毛並(神様製)
注)生きています。^-^


by croa-antique | 2015-06-15 14:11 | 動物文様 | Comments(0)

インコのいる風景

you tubeでとても感動的なインコの赤ちゃんの成長記録を見つけたので貼ってみます。障害をもって虚弱に生まれてきた子を元気な兄弟たちがちゃんと面倒をみてあげています。
動物の世界は弱肉強食で弱いものは死んでいく。。。みたいな漠然としたイメージがあったのですが、(実際そういうことも多々あるのだと思いますが)それだけではないんだなあとじんときます。^-^


インコがヨーロッパに紹介されたのはそんなに古いことではなく19世紀の半ば頃だそうです。
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奥のニードルワークは買った業者さんから「ビクトリア女王の子供の頃の姿だよ。」と教えてもらいました。元になった絵があるのでしょうか。
ビクトリアンの初期はきっと王侯貴族階級でなければインコなど飼うことはもちろん目にすることもなかったでしょう。

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1875年のカード。異国の珍しい鳥を紹介する、という感じでしょうか。次のページの愛犬の写真と好対照な取り合わせです。

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1880年頃のスクラップアルバムです。
一枚の絵ではなくて、貼った人がいろいろなスクラップを切り貼りして自分の好きな世界を作っています。
エキゾチックな南方の鳥と一緒に飼いならされたピンクのオウムのスクラップが貼ってあります。
食卓の上を鸚鵡と極楽鳥(?)が飛ぶ、空想の楽しい世界です。

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こちらは1890年頃のイラストです。
人形たちに勉強を教えているインコ。
でも、胴体がなんか変。まるで鳩みたいです。
しっぽは明らかに間違ってますね。^0^
これを描いた人はインコの実物を見ることなく想像しながら描いたのでしょう。。。

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1895年頃のフランスのデパート、オーボンマルシェの広告カードです。
これはもう写真のようにリアルです。
インコがヨーロッパにやってきて50年。
きっとたくさん繁殖して人々に身近な存在になったということだと思います。

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1900年頃のアーツアンドクラフツの水差し。
とても力強い造形です。

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同じく1900年頃のビエナブロンズ。仲良くくつろぐ2羽のインコ。
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ボンゾちゃんとインコ 1927年

今私の回りでもインコを飼っている人はとても多いですが、これって今の時代だからこそのことなんだなあと19世紀のヨーロッパの歴史の遺物を見ていくとしみじみとした思いになります。

*おまけの画像
友人のインコを預かった時の写真です。
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はろー

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一緒にあそぼー 

異種の動物同士でもちゃんとまっとうに心を通わせ合うことが出来ます。^-^


by croa-antique | 2015-06-04 00:49 | 動物文様 | Comments(0)

日本発信 ふわふわぽんぽん

イースター特集第三弾です。

ここのところアニメやオタク文化、ロリータ系ファッションなど日本の「カワイー」文化がヨーロッパを席巻していますがこれは今に限ったことではありません。

古くは18世紀、マリアテレジアやマリーアントワネットはじめヨーロッパの王侯貴族を魅了した漆や陶磁器に始まり、19世紀末のゴッホやモネら印象派の画家や、ガレ ドームら造形家に影響を与えた浮世絵や日本画、そして20世紀に膨大な数 輸出されたおもちゃなど、日本の「かわいい」文化は多大な影響を西洋人に与え続けています。

「紙と木でできた小さな家に住んでいつもなんとなく微笑んでいる小さな日本人」の神秘のイメージが輸出品の品々にさらにファンタジーな印象を与えたかもしれません。

イースター関連の輸出品を少しご紹介します。

まずは戦前のコットンでできたふわふわちゃんたち。
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内部には針金が通っていますが ほぼコットン100%のふわふわちゃんたち。
鶏のトサカはウールの布が使われています。

これらはだいぶ昔に買ったものですが、最近もたまに市場で見かけます。
可愛いのでついついいくつでも欲しくなりますが 簡単に買うには勇気のいる値段です。
若い頃の方が今よりお金はなかったけど勢いがあったなあ~ ←自分


続いて戦争を挟んで戦後のタイプ

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上のコットン製のヒヨコの多くはイギリスで見つかりますが、このタイプはアメリカに向けて多く輸出されたようです。
戦争に勝ったアメリカはもちろんですが、負けた日本も「やっと戦争が終わって、これから明るい社会になる!」という明るい前向きな気持ちが込められているように感じます。
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とってもおしゃれさん♪

他にも楽器を持っていたりパーティ帽をかぶっていたり様々なバージョンがあります。
初期の物は胴体が固いコンポジション製で、それを土台にポンポンが接着されていますが、後期になると土台がなくなってポンポンだけになります。

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そして50年後、行き着いたのがこちら。
最近の中国製のモールでできたヒヨコです。
少し前に横浜の中華街とかお祭りの屋台とかで一個50円くらいで売っていましたが今でもあるでしょうか。
こんなものでも「どの子が可愛いかな~」と選びながら買うのはとっても楽しいものです♪

さて、また時代を過去に戻して。。

こちらはウール製のウサギさんたちです。
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こういうタイプの王道は 二つ前の記事でご紹介したようなシュタイフのポンポンシリーズですが、こういう亜流もこれはこれでチープな可愛さがあります。
耳と足が厚紙でできています。


今も昔も世界に向けて日本人が発し続けている「かわいい」の持っている力は実はとてつもなく大きいものだと思います。

最後におまけ♪
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このお団子ちゃんたち、覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
10年ちょっと前くらいに発売されたもので頭をなでてやるとピヨピヨと鳴いて気が向くと歌を歌うおもちゃです。
色によって歌う歌が違っていました。
電池を入れ替えていないのに今でも撫でてやると か細い声で「ぴよぴよ」と鳴きます。^0^






by croa-antique | 2015-03-11 12:16 | 動物文様 | Comments(0)

かわいいアヒルの子

イースター特集の第二弾です。
鶏のヒヨコはこれまで何回かご紹介しましたので今日はアヒルのヒヨコです。

アヒルのキャラクターと言えば、ドナルドダック、お風呂に浮かべるビニールのあひるちゃん、そしてアンデルセン童話で白鳥の子をいじめる「みにくいアヒルの子」がすぐに思い浮かびます。
可愛いんだけどただ可愛いだけじゃなくてちょっと意地悪な役どころが多い気がしますが、大きなくちばしに大きな足、そしてあの何とも言えない丸いお尻が可愛くてユーモラスで憎めません♪

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1930年、ドイツ製の胡椒入れ。陶器の上から銀をかぶせています。

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同じ時代のイギリス製のブローチです。
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「ただいまプロポーズ中♪」のアヒルのカップルがモールドされたエッグスタンド。
昔の卵は今よりも小ぶりだったようで、とても小さくて可愛いカップです。

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これは戦後になります。プラスチックとブリキのクロックワークトーイ。
水かき仲間の目つきの悪いペンギンと一緒に。
ペンギンは時代の古いものです。
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オールドシュタイフのポンポンアヒル。
頭に卵の殻をのっけたままの戦前の物は大型で足が金属でできています。

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Hertwigのアヒルたち。
ボンネットをかぶったものは大変にレアです。

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1960年代のハンカチと19世紀のクロモスのグリーティングカード。
19世紀のクリスマスカードでアヒルのデザインのものはなかなか見つかりません。
雨が降って狂喜乱舞しているアヒルと落ち着き払って傘をさしているアヒルのカードの方はとても可愛いですが、蛙を追っているアヒルたちはすごくリアルです。
クリスマスカードとしてはなんだか微妙な絵柄ですが、身近な自然を愛する感覚がとてもイギリスらしいとも言えます。

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1910年代のイギリスの絵本です。ジョセフィンという女の子が持っているおもちゃたちが大活躍します。
片手片足が取れてしまったテディベア、片目のない小さな人形、臆病だったり、見栄っ張りだったり、性格にいろいろな欠陥を抱えた人形など、まともないい子ちゃんばかりでない様々なおもちゃが大きな愛を込めて描かれているところにイギリスの児童文学の素晴らしさです。
アヒルは中でも性格が歪んでいて、いばりんぼうの意地悪なキャラクターです。
ビスクでは鞭を持ってベアとドールちゃんに勉強を教えています。
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この挿絵でもなんだか悪いことをしています。^-^

鶏のヒヨコよりもいろんな面でパンチのきいたあひるちゃん。
つくづくと愛らしい存在です。

最後に「ホンマモン」のアヒルちゃん♪

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神様の作られた造形には何物も適いません!



by croa-antique | 2015-03-06 01:25 | 動物文様 | Comments(0)

春はウサギが連れて来る♪

今日は優しい3月の雨です。
空気も温んでお肌に優しい感じ♪

3月はイースターの季節です。イースターほどイギリスらしい楽しく可愛らしい行事はないように思います。

そこで今月はいろいろなイースターグッズをご紹介いたします。

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ロバじゃないよ、ウサギだよ♪
人参をくわえて車を引っ張るウサギさん。
これ、実はキャンディコンテナで、ウサギの体の中にキャンディを入れて売られたものです。もらった子供はなんて嬉しかったでしょうね~
この保存状態の良さにその時の子供(もしかしたら大人の女性だったかも!)の喜びがそのまま残っています。
首が蓋になっています。

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飾りの金属は白鳥です!
細かい部分も手を抜いていません。

このようなペーパーマッシェでできたキャンディーコンテナは19世紀後期から1910年頃まで盛んに作られましたが、紙でできたもろいものでもあり、またきっと当時の価値基準からしても「たかが紙の入れ物」的な感覚だったかもしれません。
多くは捨てられたり壊れたりして残っていません。
なので良いものは非常に高価です。
私は個人的に大好きなのですがそんな理由があってたくさんは買えません。
たぶん私自身の中にも「たかが紙の入れ物」的な偏見があるのです。

でも、紙や布は金属やガラスや陶器よりも儚いからこそ価値が大きいとも言えます。

で、これを見つけたときは何が何でも欲しい~!でも、その気持ちを出してしまうと値切れませんから^-^思い切り無表情で値切りに値切ってやっと手に入れました。^0^

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優しい顔のビスクの少年の御者
アーリーシュタイフのベアをお供に。
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あんまり身を乗り出したら落っこちちゃうよ~!

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いろいろに遊べて春らしく暖かな楽しい気持ちにさせてくれる逸品です。

by croa-antique | 2015-03-01 12:58 | 動物文様 | Comments(0)

ウサギ苔

植物を枯らすことにかけては天才的な私ですが、ネット徘徊していてそのあまりの可愛さに衝動買いしてしまいました。

ウサギ苔
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小さな白い花のシルエットが野原をピョンピョンと跳ねるウサギの後ろ姿に見えます。
冬場は花をつけないと聞いていたのですが、さすがプロ!!
可愛い花もちゃんと咲いてつぼみもいくつかついた状態で届けてくださいました。

頑張って枯らさないように育てたいです。

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フランスの絵本の1ページのウサギたち。
さすがおフランス、寒そうな雪の積もった戸外でもきちんとドレスアップしてテーブルにはワイン♪

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日本の雑器です。
なんだかしんみりとした旅姿のウサギの夫婦。

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無邪気なイギリスのウサギ。
手のひらサイズの小さな絵本の表紙です。


こうしてみるとお国柄というものがはっきりと出ますね~
日本のウサギだけダンスしてなくてなんだかかわいそうですが、探したら踊るウサギの物もあるはずです。
見つかったらまたご紹介いたします。

イギリスのウサギはスキーもします♪

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by croa-antique | 2015-02-10 12:59 | 動物文様 | Comments(0)

死んだ小鳥の肖像

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小鳥が死んでしまったの。」

死にも美を見出すというのはビクトリアン趣味の一つの側面です。
これまでにも何枚か死んだ鳥のデザインのクリスマスカードをご紹介してきました。
死が永遠の生命の始まりであるというキリスト教の精神がその背景にあるのでしょう。

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絵から抜け出してきたかのような小さな鳥の剥製を造花とともに。

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この鳥は真ん丸の顔に真ん丸の目がとても愛らしいです。
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死してなお美しい羽の色を永遠に残す鳥の剥製には紛れもない美があります。

*おまけの余談*
うちには16年間生きた手乗り白文鳥がいました。
飼い始めた頃、黒崎♂と小学生だった娘がふざけてプロレスごっこをしていたのを目撃した白文鳥は「娘が黒崎♂に襲われている!!」と勘違いして、捨て身で黒崎♂に突撃していきました。
振り払っても振り払っても何度も何度も首筋や耳たぶなど柔らかいところを狙って攻撃をかける白文鳥。
人間だったら、素手でゴジラに立ち向かっていくようなものでしょう。
その捨て身の献身!!
そしてそれ以後生涯、白文鳥はそのちっぽけな脳みそで黒崎♂を嫌いぬき、その誤解はけっして解けないまま死んでいきました。
鳥の愛情の深さは猫や犬以上かもしれません。^-^


by croa-antique | 2015-02-07 17:00 | 動物文様 | Comments(0)

羊のいる風景 最終章 ついでに山羊さんも♪

今日ネットショップにアップした羊の閉じ込められた小さなジョージアンのピルケースです。
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小さなガラスドームの中に閉じ込められたこれは羊?山羊?
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あごひげがあると山羊?
(メノウに銀の帯留めです。)
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山羊にひかせた馬車(山羊車)に乗る天使の小さなカメオ。19世紀中期のものです。

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これはきっと羊ですね。

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で、こっちは山羊!
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羊と山羊、なかなか見分けが難しいです。
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日本では未年のデザインに山羊を用いることはありませんが、本家の中国では未年というと山羊を表すようです。

今年フランスで発行された「中国の干支」シリーズの金貨です。
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山羊だと思う。。。

ビクトリアン時代のグリーティングカードを通して羊と山羊に決定的な違いを見ることができます。

基本的に静かにそこにいるだけの羊に対して、山羊には車が取り付けられて、馬やロバのように人や物を乗せて引っ張る役目が負わされています.

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最後のカードは立体的に飾ることができます。
後ろのカードの山羊は二頭立てです。
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19世紀のイギリスやフランスでは、サンタさんのお手伝いもトナカイではなく、山羊がしていたようです。
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気が荒く頑固なように思える山羊ですが案外従順に人の命令に従って頑張るんですね。
羊はおとなしいけれど人の命令を聞くこともなくマイペース?

ではでは、これで今年の干支シリーズはおしまいです。
今年が羊に象徴されるような平穏な世界であることを祈ります。

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by croa-antique | 2015-01-23 01:25 | 動物文様 | Comments(0)

羊のいる風景 その2

羊そのものが主人公となるアンティークの物はなかなか見つかりません。
こちらはその一例です。
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ドルトン ランベス窯 19世紀末。
武骨な美しさが独特の魅力になっています。
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次は羊飼いの少女の銀のチャームです。
19世紀末。
銀のチャームは伝統的に現代でも作られ続けていますが、時代が新しくなるごとに造りが目に見えて雑駁になっていくのは何とも・・・
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1センチの中にここまでの美しさを追求できたのは一体今と何が違うのだろうか。

続いてジュエリーを3点ご紹介いたします。
まずは今から100年ほど前のエナメル彩です。

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ギロッシュの上からハンドペイント。
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18世紀のロココ様式を用いていますがいわゆるリバイバルものです。
青年の足元に羊がいることで、この青年が羊飼いであることがわかります。
貴族の女性と身分違いの青年との愛の場面ですよ~というのを象徴しているのが羊です。

こちらは19世紀末の陶製のハンドペイントです。
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紫の色合いが美しいです。羊を抱いている人物は女性とも男性ともつかない不思議な中世的な魅力があります。
天使でしょうか?

最後に限りなくジョージアンに近い時代のヴィクトリアン初期のミニアチュールです。1840年~1850年頃。
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普通のミニアチュールは象牙の板に描かれますが、これは珍しく真珠貝の上に描かれています。それによって独特の光沢があります。
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古い時代の物には怖いほどの迫力があります。
わかりやすい美しさではなくてぱっと見はとっつきにくいのですが
描き込みも細かく色も深みがあって見れば見るほどその魅力にどんどん気づかされます。

ではでは、前回は命の誕生の喜びの曲をご紹介しましたので羊モノの〆はやはり死の曲アニュスデイ(神の子羊)で♪

http://youtu.be/AiuC_CaObbI
サミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」から 変ロ短調

前回のト長調の対角線上の正反対側に位置する変ロ短調、悲しみ?苦しみ?歓び?一言ではいいあらわせない複雑な調性です。

この曲はいろんな映画やドラマで使われていますが、映画「エレファントマン」での主人公の死の場面は強烈で頭に焼き付きました。
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19世紀のクリスマスカードです。
たたむと一枚のカードで見開きになっています。
次々と絵をめくっていくと、牧歌的な子供と家畜との幸せな風景が繰り広げられて、最後に現れるのは死んだ小鳥の姿です。

次回番外編に続きます♪






by croa-antique | 2015-01-11 01:38 | 動物文様 | Comments(0)

羊のいる風景 その1

2015年 ひつじ年が始まりました!

僕たちの年だよ♪と嬉しそうなシュタイフの子羊くんたち
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和骨董にはあまり登場しない羊文様ですが、ヨーロッパでは切っても切り離せない役割を担わされています。

キリスト教の誕生するはるか昔から子羊は穢れのないものの象徴として神様に生贄としてその血が捧げられていたそうです。

アニュスデイとしての羊
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十字架にかけられたイエス自身も贖罪の羊に例えられます。
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悲しげな羊の顔。ワックス製です。

そしてキリストは人々を神様の元に導く良き羊飼いとしても例えられます。
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素朴な無垢な表情の美しいキリスト。陶器製。その腕の中で安心しきっている羊の表情が印象的です。

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童謡でも有名なメリーさんの羊♪
メリーさんのあとをどこまでもついていく子羊。
メリーは聖母マリアの英語名です。

そして救世主イエスキリストの第一発見者に選ばれたのは純朴無知な羊飼いでした。
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ミレーの絵に出てくるような美しい女羊飼いたち。とても小さなデミタスカップの中に細密にハンドペイントされています。
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羊飼いは町まで走って帰って仲間に救世主の誕生を伝えます。
喜びにあふれ、大慌てで坂を転がりながら起き上りどこまでも走り続ける羊飼い。
その一点の曇りもない青空のような晴れ晴れした喜びに満ちた様子は新年にとてもふさわしいと思います。

バッハの平均律にその様子が描かれています。


平均律第2巻 15番 ト長調
奇しくも今年の2015年の数字と重なります♪
なんだかんだとくよくよ悩むことの多い毎日ですが、悩むことって自分自身ではどうしようもないことがほとんどです。(しかもありがたいことに多くは取り越し苦労で終わります。)
時に脳内をデトックスしたい時、この羊飼いのト長調は格好の2分間になってくれます。♪

グレングールドの演奏でどうぞ♪
http://youtu.be/Zd1E8ICE2qs

イイネ♪と思ってくださった方はこちらもついでに♪
羊飼いはなお一層力強さを増して世界中を駆け巡ります。

平均律第一巻 15番 ト長調

http://youtu.be/7hTY1_0Klq8

私も疑うことを知らない羊飼いのようにさらにパワーアップして厳選したアンティークの数々をご紹介していきたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m











by croa-antique | 2015-01-03 13:22 | 動物文様 | Comments(0)