過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique <実店舗>
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袖山革命
ドレスの話題に戻ります。
前回の記事のアルバムの女性たちの服をよく見てみると袖山に劇的な変化が起こりつつあるのがわかります。 1枚目の恰幅のいいおばちゃんたちと、2枚目のお母さんの服の袖山にはギャザーが入っておらず、肩との境目がなだらかです。 ところが3枚目の若い女性たちの袖山を見ると、右のパラソルを持った女性の袖山はギャザーが入って肩よりも少し高く持ち上がり、他の二人の袖山にはなんだか1960年代のSF映画の女性が着てるみたいなへんてこな飾りによって、やはり肩よりも高く見えます。 袖山革命(と一人勝手に名付けている)の始まりです。 それまでも体にぴったりした袖以外にも膨らんだ袖はありました。 その一例です。 でも、流行とは恐ろしいもので・・・・ スカートがしぼんだ分、どこかでふんわりした女性らしい部分が欲しくなったのか、あるいは古い女性のイメージをぶち壊して新しい女性像を築き上げたかったのか、、、両方の側面があるように思います。 (この流行を見るとどうしてもバブルの頃の分厚い肩パッドを思い出してしまいます。女らしさというよりもむしろ虚勢を張って肩いからして歩いている・・・みたいな^-^) 子供部屋で寝ている子供に音楽を聞かせてあげているお母さん。 ふくらんだ袖、といえば何といっても「赤毛のアン」です。 最新流行のふんわりしたドレスを着た少女たちの中で自分一人だけ、昔気質のおばさんたちにオールドスタイルな体や腕にぴったり貼りついて痩せこけた体のラインを隠すことが出来ない服を着せられたアン。 思春期の少女にとってどんなにつらいことだったか簡単に想像できます。 アンが着せられていたであろうドレス ほんの10年で劇的に変わったものです。 19世紀末期、流行の最先端を行っていたものすごくおしゃれな女性。 顔つきももうビクトリアンを脱して現代女性のそれと同じです。 これはもしかして腕時計ではないでしょうか。 腕時計が出回り始めたのがちょうどこの頃です。 真ん丸の懐中時計に細いチェーンをつけたような腕時計がこの頃から1910年代にかけての主流でした。 現代の値段の高い時計のようにたくさんのダイヤが使われているわけではありませんがとても気品があって美しいデザインです。 どちらも100年以上たっていますが、今でもちゃんと使えます。 またまた脱線しましたが、次回で一応最終回です。^-^
by croa-antique
| 2014-07-23 11:19
| ヴィクトリアン
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