過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
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ず~~っと一緒 ♪

子供の頃に、大事な人形やぬいぐるみと一緒に写真を撮ってもらうことはよくあります。

私も小さい頃いつも一緒に寝ていた大事なトラのぬいぐるみを抱いている写真はあるのですが、そのトラはもうどこかにいってしまいました。

自分の娘が子供の頃に大事にしていたぬいぐるみはかろうじてまだ倉庫にしまってありますが、捨てるのも時間の問題のような感じ・・・・・

モノはこうやってなくなっていくんだなあとつくづく思いますが、写真は残ります。(場所とらないですし)

アンティークの世界も同じで、子供(や時には大人)が人形やぬいぐるみを抱いている写真はたくさんありますが、その写っているモノと写真とが一緒に保存されることはとてもとても稀なことです。

でも、20世紀に入って、特にテディベアに関しては比較的たくさんあります。
イギリスでは赤ちゃんの頃から一匹のテディベアと一緒にベッドで眠りますから、それ以後生涯の友になることも多いのです。
成人しても、おじいちゃんになっても大事にそばに置いている例は少なくありません。
なぜか、女性ではなく男性に多いようです。


過去のヨーロッパのオークションカタログを数冊めくってもそういう例は簡単に見つかります。

d0253172_11464575.jpg
一家で大事にしている感じが伝わってきます。

d0253172_11472898.jpg
このベアは一緒に戦地に行ったようです。
こうやって戦場に一緒にいったベアは大変多いです。
この子と持ち主は、二人とも無事に帰還できたようですね。^^

d0253172_11491197.jpg
1996年のクリスティーズのカタログの表紙を飾った大きなシュタイフ。この女の子に「アルバート」という名前をつけてもらったようです。

しかし、1900年初頭のぬいぐるみすら、最近では写真付きで売られる子はめったに見かけなくなりました。
10年、20年の時間の積み重ねとは大きなものです。



これが人形の世界でははるかに稀なことになります。
19世紀のビスクドールが写真付きで売られたというのは今まで記憶にありません。
過去25年間のオークションカタログで手元にあるのを見ても一つも見つかりませんでした。


d0253172_11562638.jpg
このように写真だけならいっぱいあります。
左はワックスドールのようです。右の人形は素朴な布製で、もしかしたらお母さんの手作りかもしれません。
下の小さい写真は1910年、ブレーメンとあります。あきらかにケストナーです。

19世紀は写真もそんなに細かいところまできれいに写りませんし、写真のサイズも小さいものが多いので、ドールのメーカーを特定するのすらなかなか大変です。


そんな中、この写真を見つけた時の喜びはとても大きかったです。




d0253172_120632.jpg
1891年 フランスです。
下の一般的な写真のサイズと比べて如何に大きいかがわかっていただけると思います。


d0253172_121161.jpg
写っているのは当時新品ぴかぴかのオープンマウスのゴーチェとその最初の持ち主の少女です。
少女の得意げな満ち足りた顔、そして少女の肩に腕をまわした人形の幸せそうな笑顔がはっきりと残っています。


そして、その人形は今ここにいます。

d0253172_1245746.jpg
最初の持ち主に愛されて、その後125年間、「ワン・ファミリー・ドール」として大事に保管されてきた子だからこその美しい表情です。

そして、今着ている服は、写真の女の子と瓜二つに仕立てられ、髪型も全く同じにしてもらっています。
それはおそらくこの女の子が老齢になった頃のことだったと思います。

d0253172_1284858.jpg
靴も、少女が履いているのと全く同じ、革製の編み上げのブーツを履かせてもらいました。

こうやってはっきりと写真に残された奇跡、その後同じ服を着せてもらった奇跡、ずっと大事にされてきた奇跡。
凄いことだと思います。


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by croa-antique | 2013-07-15 12:24 | 子供文化 | Comments(2)
Commented by yuki at 2013-07-19 14:32 x
なんかとても素敵なエピソードですね。
感動すら覚えてしまいました・・。
永い年月、大事に大事にされてきたドール、幸せそうな愛らしいお顔ですね。
また誰かのもとで大切にされて引き継がれることを願ってしまいます。素敵なお話、ありがとうございました(^-^)
Commented by croa-antique at 2013-07-23 22:57
YUkiさま、コメントを寄せていただいてありがとうございます。
私もこのドールを日本につれてきたことの責任を感じてしまいます。
どなたかとの強いご縁があることをほんとうに願っています。(^-^)
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