過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique <実店舗>
東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブ2F クロア tel : 03-5568-0023 メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。 定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。 営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。 ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。 ↓ http://croa.ocnk.net/ 画像をたくさん載せています。どんどん更新中~ インスタグラムはこちらです。 ↓ https://instagram.com/antiquecroa32/ にほんブログ村 ↑ ランキングに参加しています。 外部リンク
カテゴリ
子供文化音楽 アールデコ ラッキーアイテム 植物文様 キャラクターもの 紙もの 民族文化 動物文様 ヴィクトリアン 店情報 骨董全般 布製品 アールヌーボー プライベート 日本製のカワイモノ 2019年ドールフェア 最新の記事
以前の記事
2023年 12月2021年 04月 2020年 04月 2020年 03月 2019年 11月 2019年 09月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 08月 2017年 06月 2016年 06月 2016年 02月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 03月 その他のジャンル
ブログパーツ
|
裁縫道具いろいろ その1
下手の横好きですがお裁縫が大好きです。
イライラすることがあっても針を持つと落ち着きます。 時々は自分の指を刺して飛び上るほど痛い思いをしたり、流血になったりするのに本当に不思議です。^-^ 19世紀のお裁縫道具は素晴らしいものがたくさん作られています。 当時貴族の女性の間でお裁縫の会のようなものが頻繁に催されて、そこでお互いの裁縫道具を(密かに)競い合ったというのもその一因です。 もちろん人に見せびらかさなくても、自分一人の喜びとして美しいものを手元に置いておきたいという気持ちもあったと思います。 そんなお裁縫道具の数々を3回くらいに分けてご紹介いたします。 まずは1800年代の初期、ジョージアン時代の物たち。 中に固く詰め物がされていてシルクもきめの細かいものが使われているので現代の針は刺せません。 無理やり刺そうとするとぼこぼこに穴が開いてしまうか、最悪裂けてしまいます。 昔のとてつもなく細い針なら刺せたのでしょう。 左下の金メッキされた銀製の針入れは比較のために写した19世紀後半のものです。 これだってとてもきれいなのですが、その上に写っているジョージアンの、象牙と金にブルーエナメルの針入れはそれを大きく上回ります。 金具も全て金で作られています。 この時代のものは小さくて一見地味な外見ですが、隅々にまで細心の神経を使って作られていて、贅沢さの極みです。 円柱状の物は3つに分解できて、一番上はテープメジャー、真ん中は糸巻き等を入れる場所で下は指貫き入れです。 アイボリーを透かし彫りにしてホイールで彩っています。 小さなどんぐりはテープメジャー。 どんぐりの帽子のところにはバラやスミレや勿忘草などの花が彫られていて繊細です。 上のつまみを回してテープを出し入れしたのですが、そのつまみの形もどんぐりなのがおわかりいただけると思います。芸が細かいです! 裁縫セットはフランス製です。 贅沢に象牙が使われた収納ケースが見所です。 分厚い象牙を、中に収めた道具の形に合わせてきっちりと彫っています。 象牙をこんなに贅沢に使うとは、、、という思いもありますが、そういう時代だったということですね。
by croa-antique
| 2013-06-19 13:51
| ヴィクトリアン
|