過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique <実店舗>
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小銭入れ
イギリスで面倒くさいことの一つにチップがあります。
慣れてないので、タクシーに乗れば乗った瞬間から「チップはいくらすればいいだろう。」と頭をよぎり、レストランに入れば、食べる前から「チップはいくら。。。」と考えてしまいます。 なんだか少額すぎるとバカにしているような気持ちになってしまったり、もう本当に面倒。 実際には、そんなに深刻に何パーセント、とか計算する必要もなくて、とりあえず、ポケットに小銭があれば、それを置いていく、という気持ちでもいいようです。 店先でよく見かける光景で、少額のおつりはそのまま道路にぽいっと捨てる人がかなりいます。 これなんか、もしかしたら路上生活者へのチップ?と思わなくもない光景です。 また、お店の人も何か買った時、少額のおつりはくれないで、かわりに小さなキャンディーを2個くれたりとか、 日本人の小銭に対する感覚とはだいぶ違います。 きっとイギリスでは100円玉をビンにいっぱいためておく、なんて人はいないんだろうな。 大体コインや紙幣のモデルチェンジが結構頻繁にあって、その都度、前のものは見事に使えなくなりますから、そんなことやってたら大変です。 前回の買いつけの時に余っていたお金を出したら「これもう使えないよ。」と言われて、「ゲッ!」となったことがよくあります。 前置きが長くなってしまいました。 そんなイギリスのチップの習慣から生まれたものに小銭入れがあります。 これらは両側にコインを入れて、真ん中を指で提げて持ち歩きました。 貴婦人たちはこれらの小銭入れだけを優雅に下げていたようです。 今のようなハンドバッグが作られたのは1880年頃と言われていますが、20世紀に入るまではハンドバッグを持つ習慣はありませんでした。 なぜなら、あのふくらんだスカートにたくさんのポケットがついていたからです。 スカートがバッグ代わりでもあったのですが、ふくらんだスカートの流行が終って、スリムなラインになってから、それができなくなってしまったようです。 チップ用ではなく、スカートに入れて使った普通のお財布です。 当時のコインはとても小さかったのでこれでも充分実用に事足りました。 最後に20世紀に入ってからの面白いお金の持ち方のものをご紹介 ♪ どちらも銀製でブローチとペンダントです。 ブローチは銀貨が2枚入っていて、簡単に取り出せます。 お財布をなくした時のためのもの?と言うよりも冗談グッズだったと思います。^^ ペンダントには紙幣が1枚折りたたんで入っていて、「緊急の時にはガラスを破れ。」と銀の箱に刻まれています。 持ち主は緊急事態に陥らなかったようで、今でも紙幣は入ったままです。 まあ、これもイギリス人らしくシャレで持ち歩いたものだったのでしょう。
by croa-antique
| 2013-04-06 11:21
| ヴィクトリアン
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