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過去、今、未来、100年前の西洋アンティークでつなぎます。
by croa-antique
<実店舗> 
東京都中央区銀座5-1 
銀座ファイブ2F
クロア
tel : 03-5568-0023
メールでのお問い合わせはネットショップの「お問い合わせ」よりどうぞお願いいたします。

定休日: 年数回を除いて基本的に無休ですが不定休を取らせていただくことがありますのでご遠方からお越しの際は事前にご連絡をくださいませ。
営業時間: 12時から18時半までの間は通常開いております。
ネットショップはこちらからどうぞご来店くださいませ。

http://croa.ocnk.net/


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「箱」にこだわる

ビクトリアン時代の貴族や中産階級の人の身の回りの品々はすべてこだわりのある美しいものばかりですが、それらが入っていた「箱」も中身に負けず劣らず手をかけて作られていて美しいです。

「箱」にこだわる_d0253172_2321942.jpg

薬を計るためのビーカー。たぶん家庭用だと思います。メモリの刻みはわりとざっくりした感じ。。

こちらはその箱です。
「箱」にこだわる_d0253172_23225753.jpg

紫がかった革張りの箱に、中は緑とバラ色。真ん中の小さな円柱の中に細いビーカーが収納できます。

こちらは銀にウェッジウッドのティースプーン12本セット。
「箱」にこだわる_d0253172_23252117.jpg


スプーンが入るくぼみを見ると。。
「箱」にこだわる_d0253172_2327016.jpg

柄のねじり模様や貝のような本体のガラに合わせてちゃんとくぼみがつけられています。

こちらは裁縫セット。
「箱」にこだわる_d0253172_23292834.jpg

箱は象牙です。収納しているものの形に寸分の狂いなくぴったり収まるように彫られています。金属のちょうつがいにも花柄が彫られています。

最後にご紹介するのは色とりどりのアクセサリーケース。革張りに内側はシルクサテンとビロード。どれも100年以上たっていますが、発色が現代のものよりも美しいです。
「箱」にこだわる_d0253172_23305839.jpg



さて、なぜこのような箱をご紹介したかというと、昨日お店に来店されたお客様のせいです。

日本語の上手な外国人のジュエリー職人さんですが、最近独立して銀座に自分のお店を構えたそうです。

新しい店の内装も数ヶ月前にとっくに完了して、売る商品もたくさんあるけれど、まだ店をオープンしないでいるとのことでした。その理由は、気に入った箱を作ってくれる会社が見つからないから。

家賃がもったいない~~~と思ってしまいましたが、自分がこだわって作ったジュエリーを気に入らない箱に入れて売ることはできない、とアンティークの箱を眺めて語ってました。

店は銀座1丁目のイタリアンレストラン「ラ・ベットラ」の向かいの2階だそうです。

箱にこだわる美意識を持っている彼の作るジュエリー、一体どんなものなのか、オープンした時にはぜひ見に行ってみたいと思いました。
そして、彼のお眼鏡にかなった箱も。

さてさて、オープンはいつになることでしょう。

こういうこだわりの人に出会えるのは、仕事をしている中で一番の喜びです。

by croa-antique | 2012-02-01 23:47 | ヴィクトリアン
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